ブランド経営戦略コミュニティ 運営会社について
twitter
セミナー・実践会・相談会でブランド課題を解決する

話題の事例

10年で撤退。「フォーエバー21」はなぜ失敗したのか?

投稿日:2019年10月11日 更新日:

米ファストファッション大手フォーエバー21の日本法人は25日、日本国内の全14店舗を10月末で閉店すると発表した。オンラインストアも閉鎖する予定で日本事業からの撤退となる。「売り上げ不振で数年間、赤字を計上しているため」(同社)と説明している。

フォーエバー21は2009年4月に東京・原宿に日本1号店を出店。大都市圏を中心に店舗網を拡大し、ピーク時には国内で22店舗を展開していた。流行を取り入れた低価格な衣料品を短期間で製品化し、08年に日本に進出したスウェーデンのヘネス・アンド・マウリッツ(H&M)とともに日本国内のファストファッションブームを起こした。

ただ、最近は若い世代を中心に洋服をネット通販で購入することが定着してきたほか、個人間で中古品を取引するフリマアプリの普及など、競争環境は厳しさを増していた。

日本経済新聞 2019/9/25
フォーエバー21、日本撤退 ファストファッション淘汰

「フォーエバー」のはずが、よもや10年での撤退になってしまうとは当の経営陣にとっても想定外の事態だったのではないか。

全米では500以上の店舗を構えるフォーエバー21が日本に進出してきたのは2009年のこと。ZARA(1998年進出)、H&M(2008年進出)に続くファストファッションのニューウェーブとして注目を集め、銀座・松坂屋に巨大店舗「XXI(エックスエックスアイ) at GINZA by FOREVER21」をオープン。‟西海岸発”のトレンドを採り入れたカジュアルとして大いに期待を集めたものだが、その後の道のりは決して順調ではなかったようだ。

原因のひとつとして挙げられてるのがデザイン面で、原色やアニマル柄などを多用した個性的なアイテムは着回しが難しく買う人が自ずと絞られていたようだ。国が変われば服の好みも変わる。世界基準で同一商品を販売するグローバルブランドならではの課題が浮き彫りになった格好だ。

 

BRANDINGLAB編集部 執筆
株式会社イズアソシエイツ

関連記事

“マイルドダンディ―” 京セラが提唱する新しい消費者像

次の時代の新たな男性像 (中略)「マイルドダンディー」とは、どんな男性なのか。 古き良き「ダンディー」には、ギラつき感や高級志向のイメージが伴うが、そういったものが重視されなくなり、質実をとる紳士像― …

no image

JALが「羽田-福岡線」を拡張 進化し続ける街「福岡市」に大注目

日本航空(JAL/JL、9201)は4月4日、エアバスA350-900型機を9月1日から羽田-福岡線に就航させると発表した。これまでも9月に運航を開始することは公表していたが、就航日を明らかにしたのは …

「DJしんじょう君」のフェスが好評 高知の地域ブランディング

今年1月に「DJしんじょう君」の本格始動を宣言してから初となるイベント「しんじょう君のスキヤキ高知!フェスティバル」のチケットが完売続出となる人気ぶりとなっている。 4月13日(土)に大阪府住之江区の …

地方自治体のPR動画も、“2.5次元”の時代?

岡山市は5日、市出身のタレント桜井日奈子さんを起用したPR動画集「鬼カワイイ岡山市」新シリーズの再生回数が10月12日の公開から21日目で100万回を突破したと発表した。桜井さん本人のシーンに加えて、 …

吉野家、ぬぐい切れぬ「9年ぶり赤字転落」懸念

“創業120周年の牛丼チェーン吉野家を傘下に持つ吉野家ホールディングスが業績不振に苦しんでいる。同社は1月10日、2018年度の第3四半期(2018年3~11月期)決算を発表した。売上高が1500億円 …

サイト内検索