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ブランディングを体系的に
理解し、実行していく。

ブランディングと言いながらも、実態はマーケティングの一部だったり、
デザインといったクリエイティブワークだったりするものが散見されます。
真のブランディングとは何なのか。
ブランディングの定義や仕組み、ブランド戦略の位置づけを正しく理解することが大切です。

ブランディングの定義

企業が商品・サービスによって提案したいブランド独自の価値「ブランド・アイデンティティ」と、 消費者・顧客が心の中に抱く心象「ブランド・イメージ」を近づけ、一致させる活動が「ブランディング(Branding)」です。企業側が設計したブランド要素(ロゴやスローガン、カラーなど)とブランド体験による刺激によって、消費者・顧客のブランド・イメージの形成を促していきます。

ブランド戦略の位置づけ

マーケティングの
一部ではなく、
全社的な取り組みである。

ブランド構築の8ステップ

顧客の課題やブランディングの進捗、ブランディングの種類(企業ブランディング・採用ブランディングなど)に応じて構築プロセスを設計します。ここでは商品/サービス・ブランディングにおいて汎用性の高い、一般財団法人ブランド・マネージャー認定協会独自のカリキュラムである「ブランド構築のステップ」を紹介します。自社またはコンサルティングの現場で使えるように再現性を重視した「型」で、この「型」に合わせてブランド構築することにより、ブランド構築が今まで以上に容易になります。また、ブランド構築が行き詰まった時でもステップを見直すだけで問題点が明確になるように設計されています。
※一般財団法人ブランド・マネージャー認定

ブランディングは、
デザイン会社
に依頼するもの?

ブランディングと言えば、ロゴやパッケージなどを変えて広く情報発信するものという認識からデザイン会社などの制作会社や広告代理店に発注されるケースが多いのが現状です。しかし、このページのブランド戦略ピラミッドや、ブランド構築の8ステップで解説されているように、ブランド戦略とは全社的な活動であり、戦術の前に戦略を設計することが重要です。デザイン会社や広告代理店の主な担当領域は、プロモーションやブランド要素・ブランド体験のなかのクリエイティブワークであり、それは戦術の一部にすぎません。
専門性が求められる部分を外部発注するのは当然の判断ですが、その際、大切になってくるのは発注側として、「ブランド戦略や8ステップの全体像をしっかりと共有しているか?」「制作会社・広告代理店からの企画やクリエイティブが、きちんと整合性がとれているか?」です。反対に制作会社・広告代理店側としても、ブランド戦略や8ステップの全体像を深く理解をした上で企画やクリエイティブに落とし込めているかが求められます。
どのような自社の責任者や外部パートナーを選ぶべきか、どのように発注をすべきか。ブランディングは、企業の課題解決や目的達成のための手段であり、経営視点や幅広い知識が求められるものです。ブランディングのリテラシーを高めて適切な判断をしていきましょう。