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「米大統領選」はパーソナル・ブランディングの見本市?

投稿日:2019年12月18日 更新日:

2020年米大統領選挙への出馬を表明しているマイケル・ブルームバーグ前ニューヨーク市長は今年の政治広告支出額で、先に選挙戦に参入していた資産家トム・ステイヤーらを抜き首位に立っている。

ブルームバーグ氏の陣営は9日にテレビ広告費用として2520万ドル(約27億4000万円)を新たに投じた。同氏は11月24日に民主党候補指名争いに参戦した。

アドバタイジング・アナリティクスの集計データによると、ブルームバーグ氏はテレビコマーシャルやケーブル、デジタル形式の広告にこれまでに8900万ドルを支出しており、ステイヤー氏の6500万ドルを上回った。トランプ大統領はこれまでに約3400万ドルを費やしている。

ブルームバーグ 2019/12/10
ブルームバーグ氏が今年の政治広告支出で首位-11月に大統領選出馬

トランプ大統領の再選か、あるいは民主党の政権奪取か?――世界が注目する米大統領選は投票まで1年を切り、各候補者たちによるPRにも熱を帯び始めている。

日本の国政選挙では、街頭演説やなどがポピュラーだがそこはメディア超大国アメリカ。PRの方法も、テレビCMやインターネット、SNSを用いた“広告”が中心となる。ニュースが伝えるブルームバーグ氏は前ニューヨーク市長で民主党の有力候補。驚くべきは広告費で、なんと2019年のテレビ広告費だけで2520万ドル(日本円で約27億円!)という巨額を投じている。それだけイメージアップに躍起になれなければ勝てないということだろう。

米大統領選では「ロゴマーク」や「スローガン」、さらには「アパレル」など企業広告顔負けのブランド要素が創作され、各候補が己のイメージをつくり上げていく。いわば「世界最大のパーソナルブランディングの見本市」なのだ。

 

BRANDINGLAB編集部 執筆
株式会社イズアソシエイツ

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