ブランド経営戦略コミュニティ 運営会社について
twitter
セミナー・実践会・相談会でブランド課題を解決する

話題の事例

スタバがまたも新店舗オープン 経営理念に基づく多店舗展開

投稿日:2019年4月5日 更新日:

スターバックス コーヒー ジャパンは3月20日、京都市中京区に、若いアーティストの80点以上のアート作品に囲まれながらコーヒーを楽しめる「スターバックス コーヒー 京都BAL店」をオープンした。

(中略)

今回は、代表である名和晃平氏が教授を務める京都造形芸術大学の授業の一環として、ウルトラサンドイッチプロジェクト14期生が空間作りや作品制作にも参画した。

流通ニュース 2019/3/25
スターバックス/京都に若手アーティストのアトリエのような新店舗

国内で多数の店舗が展開されているスターバックスコーヒーだが、最近では通常の店舗形態とは異なる、様々なコンセプトの店舗を出店している。

◆スタバ/中目黒の日本初「リザーブ ロースタリー」公開、バーも併設
(2019年2月27日 流通ニュース)
https://www.ryutsuu.biz/report/l022714.html

◆スターバックス/沖縄に持続可能がテーマの店舗、ドライブスルー併設
(2019年3月25日 流通ニュース)
https://www.ryutsuu.biz/store/l032520.html

一般的なチェーンストア理論で考えれば、このような多面的な店舗展開は、店舗オペレーションや本社業務において非効率な業務手法ではあるが、スターバックスコーヒーの経営理念を鑑みると、ブランドとして多面的な展開による顧客の体験価値創造こそ正しい試みとも捉えられる。

スターバックスコーヒーの経営理念(Our Mission and Valueより)
“人々の心を豊かで活力のあるものにするためにー
ひとりのお客様、一杯のコーヒー、そしてひとつのコミュニティから“

スターバックスコーヒーは顧客に快適な居場所を提供することをValueとしている。そのため、戦略的に飲食店としてのチェーンストア理論にこだわらず、様々な店舗形態を常に模索し、顧客に複数の価値や感覚を提供し続けられるブランド価値を形成している。それは決して非効率なことではなく、企業として経営理念が体現できる戦略的なマーケティングであり、ブランドとして正しい判断ではないかと思われる。

 

武川 憲(たけかわ けん)執筆
一般財団法人ブランド・マネージャー認定協会 シニアコンサルタント・認定トレーナー
株式会社イズアソシエイツ シニアコンサルタント

関連記事

大手コンビニの相次ぐ「駅ナカ化」の背景 ブランド認知度向上作戦

駅ナカに“日本最小級”のローソンが続々とできている。いわゆる“駅ナカコンビニ”だけでなく、駅のホーム上や改札付近にも小さな店舗ができているのだ。最も小さな店舗は売り場面積が約6.6平方メートルで、“日 …

プロダクトブランドとガバメントブランドの相乗効果 茨城県龍ケ崎市のコロッケフェスティバル

ご当地コロッケの食べ比べを楽しむ「第7回全国コロッケフェスティバル」(富山新聞社など後援)は22日、茨城県龍ケ崎市で開かれ、17都道県の35団体が特産品を生かした自慢の味を振る舞った。会場には約5万7 …

若者は三田より駿河台を目指す? 変わりゆく明治大学の現在地

リクルート進学総研は7月17日、高校生に聞いた大学ブランドランキング「進学ブランド力調査2019」の結果を発表した。調査は今年4月に実施し、関東・東海・関西各エリアの高校に通っている2020年3月卒業 …

止まらないタピオカブーム。今度はロングセラー商品として定着化できるのか

台湾のタピオカブランド「珍煮丹(ジェンジュダン)」が、渋谷の「マグネットバイシブヤ(MAGNET by SHIBUYA)109」の7階フードフロア「MAG7(マグセブン)」に6月14日にオープンする。 …

NGT48の騒動が示唆する、ブランドの「事業継続計画」の必要性

JR東日本新潟支社は28日、広告に起用しているアイドルグループ「NGT48」との契約を、3月末の契約期限以降は、更新するかどうか保留すると明らかにした。メンバー山口真帆さん(23)が暴行被害に遭った事 …

サイト内検索