セミナー・実践会・相談会でブランド課題を解決する

話題の事例

フードデリバリー系強し。ブランド力は時代を映す鏡?

投稿日:2019年12月25日 更新日:

データ分析企業のモーニング・コンサルト(Morning Consult)は、2019年に急成長を遂げたブランドを調査し、12月5日(現地時間)にレポートを公開。Z世代、ミレニアル世代(1981年から1995年生まれ)、X世代(1965年から1980年生まれ)、ベビーブーマー世代(1946年から1964年生まれ)の各世代が、「購入を検討する機会が大幅に増加」した企業を明らかにした。

レポートによると、上位20企業のうち飲食産業が11企業を占め、これらがすべての年代で優位に立っている。スタートアップのドアダッシュ(DoorDash)が2年連続トップとなった一方、レガシーブランドも若い購買層の関心を集めるようになった。

ビジネスインサイダー 2019/12/16
老舗ブランドもランクイン…Z世代で人気急上昇のブランドトップ10

「ソニー」や「ウーバー」、「ナショナルジオグラフィック」を除くと日本ではまだ知られていない企業が多数ランクインした印象の本ランキング。一見、何の脈絡もなさそうに思えるが、1位と2位、8位、10位はいわゆるオンデマンドデリバリーサービスを手掛ける企業だ。

近年世界的に躍進するデリバリーサービス。日本ではまだウーバーイーツの配達員を目にする程度だが、そこは宅配先進国アメリカ。2018年の市場規模は240億ドル(約3.6兆円)にまで膨れ上がるなど、投資家も注目する一マーケットを形成している。

“Z世代(ジェネレーションZ)”とは1990年代後半~2000年生まれをカテゴライズしたもので、彼らのスマートフォンを中心としたライフスタイルが浮き彫りになる。ブランドは時代を映す鏡なのだ。

それにしても、なぜここに「ソニー」の名前がランクインしているのかは不明だ。

 

BRANDINGLAB編集部 執筆
株式会社イズアソシエイツ

関連記事

「フルラ」も追従。ファッション界におけるロゴのサンセリフ化は何を示すか?

「フルラ(FURLA)」が、ブランドロゴを一新した。新ロゴは2019年秋冬シーズンの広告ヴィジュアルから使われる予定。 新ロゴのフォントは、文字の端に装飾されるセリフがない書体「サンセリフ体」を使用し …

吉野家、ぬぐい切れぬ「9年ぶり赤字転落」懸念

“創業120周年の牛丼チェーン吉野家を傘下に持つ吉野家ホールディングスが業績不振に苦しんでいる。同社は1月10日、2018年度の第3四半期(2018年3~11月期)決算を発表した。売上高が1500億円 …

どこが新しい? フォルクスワーゲンの新ロゴマーク

画像引用:https://www.volkswagen.co.jp フォルクスワーゲン(Volkswagen)は9月9日、ドイツで開催したフランクフルトモーターショー2019(Frankfurt Mo …

何が足りない? 魅力度44位「栃木県」

県の2019年度初めての「とちぎブランド力向上会議」が宇都宮市の県公館で開かれ、県が課題と位置付ける関西圏での情報発信などをめぐり、外部有識者らが意見を交わした。「食」にテーマを絞り込んだPRや、地道 …

アルペン 新業態による新たなるブランド・イメージの形成

アルペンは4月19日、千葉県柏市に日本最大、世界でも最大規模となる体験型アウトドアショップ「Alpen Outdoors Flagship Store(アルペンアウトドアーズ フラッグシップストア)柏 …

サイト内検索