
画像引用:https://www.volkswagen.co.jp
フォルクスワーゲン(Volkswagen)は9月9日、ドイツで開催したフランクフルトモーターショー2019(Frankfurt Motor Show)のプレビューイベントにおいて、新しいロゴを発表した。
新しいロゴは、同時に発表された新型EVの『ID.3』とともに、フォルクスワーゲンの新しい時代の始まりを示すものに位置付けられる。フォルクスワーゲンの未来を象徴するキーワードは、電動化、完全なコネクテッド機能、ニュートラルなカーボンバランスだ。新しいロゴの導入とともに、フォルクスワーゲンは、よりモダンでリアルな、世界的に統一された360度のブランド体験を創出していく。
新しいフォルクスワーゲンのロゴは、フラットな2次元デザインとし、よりクリアで無駄のないデザインとした。従来のバージョンとの大きな違いは、「W」の下部が輪郭のサークルから浮いている点だ。このロゴは、柔軟に適用されることを意図しており、デジタルメディアにも適するように制作された。新しいブランドロゴへの切り替えは、2020年半ばまでに完了する予定だ。
レスポンス 2019/9/10
VWが新しいロゴを発表、電動化やコネクトを象徴
…フランクフルトモーターショー2019
単なる「ロゴマークの変更」なのだが、そこは世界に名だたるフォルクスワーゲン。この決定が自動車界、広告・デザイン界に与えるインパクトは無視できない。
新しいロゴマークは従来と同様にイニシャルの「V」と「W」を組み合わせたもので、「Clear and simple / Flat / Constrasting / Focused / Flexible / Open / Easy to use / Reduced to the essentials」を表現しているという。
ぱっと見はちょっとしたマイナーチェンジに見えなくもないが、改めて眺めているとそこから受ける印象は見た目以上に大きい。よりフラットになり、視認性が高まった新ロゴマークは、重厚さを失う一方で革新性を志向しているようにも思える。
今回のロゴマークのリニューアルは、デジタルメディアにおける再現性を高めるためとのこと。もはやすべての企業活動はデジタルメディアの支配下にあるということか。
BRANDINGLAB編集部 執筆
株式会社イズアソシエイツ