株式会社SHIBUYA109エンタテイメントは1月10日、SHIBUYA109ロゴマークを刷新すると発表した。新ロゴマーク設置の正式披露は4月28日を予定。SHIBUYA109の開業40周年を記念し、新元号とともに新しいスタートを切る。
SHIBUYA109の新ロゴマーク設置は、「40周年プロジェクト」の一環として行われる。SHIBUYA109は、1979年に誕生し、渋谷地域のカルチャーを支えてきた。時代や環境の急激な変化に伴い、「40周年プロジェクト」を実施するに至ったという。
現在のロゴマークは、40年弱親しまれてきたが、2019年2月中旬より、取り外しに向けた工事を開始する。施工詳細スケジュールは未定だが、工事様子を一部公開し、ロゴマークが変化する様子を目にすることができる。
(2019年1月10日 MDN Design Interactive)
“渋谷の顔”が時代の変化に合わせて開業以来のロゴマークを変える。
「平成の終わり」、「安室奈美恵の引退」といった最近のトピックと重ね合わせると、さながら30年来のギャルメイクがいよいよ時流に合わせたナチュラルメイクに変わるかのようで感慨深い。「109」は単なるショッピングビルではなく、ランドマークであり、アイコンなのだ。ロゴマークはブランドを構成する基本的な要素の一つだが、40年の時を経て一ブランドのものというより、すでに渋谷という地域ブランドの一部にすらなっていると言える。
ちなみに円柱型のタワー構造を持った独特の建築デザインは建築家・竹山実によるもの。1978年竣工というから、人間でいえば41歳。「これまでよくがんばったね」と労いの言葉のひとつもかけてあげたくなる。
長年、日本の若者文化をけん引してきた「マルキュー」は、ポスト平成の時代においてどのような役割を担っていくのだろうか。
BRANDINGLAB編集部
株式会社イズアソシエイツ