セミナー・実践会・相談会でブランド課題を解決する

話題の事例

女子を虜にするワークマン。快進撃の秘密とは?

投稿日:2019年9月25日 更新日:

ワークマンは9月5日、「過酷ファッションショー」と題した2019年秋冬新製品の発表会を開いた。

新製品を着てランウェイを歩くモデルを、雨、風、雪が襲い、同社の「防風」「防水」「撥水(はっすい)」機能を分かりやすく見せる演出だ。

(中略)

売り切れも出たという人気製品「綿アノラックパーカー」と、スリッポン式の「ファイングリップシューズ」はどちらも約1900円。ボアのフーディやベストなど、厚手の秋冬製品も多くが1000〜3000円で購入できる。国内アパレルの市場規模は縮小傾向だ。同社の調査によると、デザイン系衣料が激戦区の一方で、高機能・低価格は全くの空白になっているという。

BUISINESS INSIDER 2019/9/6
快進撃支えるワークマン女子の商品提案。
競合なし、値札見る必要なしで4000億円市場で独り勝ち

安くて、丈夫で、恥ずかしがらずに着られるデザイン――「ワークマン」の機能性ウェアが若い女性たちを中心に支持されている理由を挙げると、ざっとこのようなものになるだろうか。

かつては地方や郊外の幹線道路沿いに鎮座し、もっぱら職人、ドライバーといった武骨な男たちの専門店だった「ワークマン」が今日のようなライフスタイルウェア・ブランドとして一定の認知を獲得した背景には、近年のスポーツ&アウトドアブームがあることは間違いない。「ワークマン」が巧みだったのが、そんなシーンに対して“低価格×機能性ウェア”という唯一無二の価値を提供したことだろう。

今期は売上高で前年比159%を達成、株式時価総額ではコンビニ大手「ローソン」をも凌駕した「ワークマン」。どこまでも青いブルーオーシャンを獲得した彼らの快進撃はまだまだ続きそうだ。

 

BRANDINGLAB編集部 執筆
株式会社イズアソシエイツ

 

関連記事

北海道の雄・セイコーマートにみる、ローカルチェーンの地元密着戦略

サービス産業生産性協議会の過去10回の顧客満足度調査で、北海道のセイコーマートはコンビニ部門1位を7回獲得している。消費者がコンビニに24時間営業と一律のオペレーションを熱望しているのだとすれば、こん …

ライザップブランドの本質的提供価値について

RIZAPグループは11月14日に2018年4~9月期(中間)決算を発表。IFRS(国際会計基準)の営業損益は88億円の赤字と前年同期の49億円の黒字から大幅に悪化した。同時に18年度通期の営業損益の …

次世代スナックの傾向? 湖池屋の手が汚れない「ONE HAND」シリーズ

株式会社湖池屋(本社:板橋区/社長:佐藤章)は、手を汚さずに食べることができる“ONE HAND(ワンハンド)”形態を採用した新スタイルスナック「ONE HAND(ワンハンド)」シリーズを刷新し、「ワ …

“半端ない”ブランド価値を目指して~本坊酒造が大迫選手とアンバサダー契約

桜島と鹿児島市(イメージ) “本坊酒造は、プロサッカー選手の大迫勇也氏とアンバサダー契約を締結した。同社は今後、大迫選手をアンバサダーとして起用したプロモーション、CM広告、ポスターなど各種販売促進ツ …

ブラックフライデーとブランドの価値狂騒

【冷凍食品専門店「Picard(ピカール)」を展開するイオンサヴールは11月28日~12月1日、Picard 初の試みとなる「Picard ブラックフライデー2019」を開催する。 ワインにぴったりの …

サイト内検索