ブランド経営戦略コミュニティ 運営会社について
twitter
セミナー・実践会・相談会でブランド課題を解決する

話題の事例

あの、キンカンが目立つ!違和感!注目!のオシャレな展開

投稿日:2019年8月2日 更新日:

画像引用:https://www.atpress.ne.jp/news/189004

虫さされ薬として知られる「キンカン」。そんな商品のポスターがネット上で注目を集めています。一見するとハイブランドの広告風ですが、よく見るとモデルの手元にはキンカンが握られています。「若い世代にもキンカンの存在を知ってもらいたくて」と話す担当者に聞きました。

(中略)

今すぐに「キンカン=虫さされに効く」と結びつかなくても、まずは知ってもらいたい。存在を知ってもらうことで選択肢の一つに入ることができるのではないか、と考えたそうです。

(中略)

「やるからには徹底的に」というアートディレクターの考えのもと、50~60人のプロモデルの中からオーディションで3人を選出。撮影も普段からハイブランドの撮影に携わっているカメラマンに頼んだそうです。

ライブドアニュース 2019/7/23
オシャレすぎる虫さされ薬ポスター!
「キンカン」のハイブランド風が話題に「若い世代も存在を知って」

1926年に万能外用薬として発売されたキンカンが、渋谷センター街という立地でのポスター広告を展開した。目立つ!違和感!注目!と三拍子が揃いそうなインパクトを盛り込み、若者の興味や関心を引き寄せたリブランディングが興味深い。

長い歴史を持つブランドでも、時代に合わせて変わっていかなければ「存在感」は希薄になる。今回の施策は、ユーザーの高齢化が進むなか、若い世代に向けた認知拡大のため知恵を絞った形だ。「やるからには徹底的に」の考えのもと、一見ハイブランドと誤解されそうなトーン&マナー(雰囲気)になっているが、闇雲に奇をてらったわけではない。今回のコミュニケーションのターゲットである、若い世代の注意をひくための戦略だ。渋谷センター街という場所の選択も、若い世代に合わせたものだ。それでも「キンカン」ブランドそのものが微動だにしないのは、やはり今までの100年の蓄積のおかげか。

医薬品の効能効果をうたっただけでは売れない。「興味を持ってもらう」「存在を知ってもらう」ことが、情報過多の時代には新規ファンの獲得につながるのだろう。今後のブランディングもどのような取り組みがされるかが気になるところだ。

はやま 紺(はやま こん)執筆
一般財団法人ブランド・マネージャー認定協会 1級資格取得者 
紺デザイン ブランド・クリエイター
シンプルな思考で発想を転換、価値を伝えられないとあきらめていた起業家に価値の発掘、言語化、ビジュアル化を展開し課題解決をサポートしています。「世界観を形につながりたい人とつながるブランディング」を支援中。
http://kon-design.com/

関連記事

今、アパレルメーカーが「キャンプ場」をつくる理由とは?

アーバンリサーチ(URBAN RESEACH)が、長野県茅野市蓼科湖の湖畔にキャンプ場「タイニーガーデン(TINY GARDEN)」を開業する。オープンは8月中旬を予定している。 タイニーガーデンの敷 …

外食チェーン、新商品の投入サイクルが業績に拍車をかける

明暗がくっきり分かれる決算となった。 牛丼チェーン「すき家」を手がけるゼンショーホールディングスが2月5日に発表した2018年度第3四半期(2018年4月~12月期)決算は、売上高4548億円(前年同 …

待望(?)の佐賀県アンテナショップ、ついに東京に誕生か?

ドラマ化された人気漫画「孤独のグルメ」の原作者・久住(くすみ)昌之さん(60)=東京都三鷹市出身=らが、自分たちで佐賀県の「アンテナショップ」を東京につくろうと動き始めた。佐賀の魅力にはまっているとい …

次世代スナックの傾向? 湖池屋の手が汚れない「ONE HAND」シリーズ

株式会社湖池屋(本社:板橋区/社長:佐藤章)は、手を汚さずに食べることができる“ONE HAND(ワンハンド)”形態を採用した新スタイルスナック「ONE HAND(ワンハンド)」シリーズを刷新し、「ワ …

「米大統領選」はパーソナル・ブランディングの見本市?

2020年米大統領選挙への出馬を表明しているマイケル・ブルームバーグ前ニューヨーク市長は今年の政治広告支出額で、先に選挙戦に参入していた資産家トム・ステイヤーらを抜き首位に立っている。 ブルームバーグ …

サイト内検索