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JALが「羽田-福岡線」を拡張 進化し続ける街「福岡市」に大注目

投稿日:2019年4月26日 更新日:

日本航空(JAL/JL、9201)は4月4日、エアバスA350-900型機を9月1日から羽田-福岡線に就航させると発表した。これまでも9月に運航を開始することは公表していたが、就航日を明らかにしたのは初めて。

(中略)

いずれもシートは新しいものを導入。全席に電源コンセントと充電用USB端子、個人用画面を備え、機内インターネット接続「JAL Wi-Fiサービス」を無料で提供する。客室仕様の詳細は、初号機(登録記号JA01XJ)を受領予定の6月をめどに発表する。

Avaiation Wire 2019年4月4日
JALのA350、羽田-福岡線に9月1日就航 3号機まで特別塗装

福岡市といえばベンチャー企業の多さや優れた交通網が有名で、独特の地域ブランドを確立しているといえる。人口増加率が国内No1の数値を示し、海外誌で「世界で最も住みやすい都市」(※1)として上位に選ばれたことからも、世界的に注目されている都市といっても良いだろう。JALが羽田 – 福岡線の拡張を発表したが、福岡市の発展ぶりを考えると納得だ。

しかし、なぜ福岡市はここまでの発展を遂げたのだろうか? というのも、福岡市は1級河川をもたない唯一の政令指定都市であり(※2)、水資源の乏しさから産業の発展において圧倒的に不利なのである。この答えは、市が以前から取り組んできた「明確な街づくり」に隠されている。

先の事情から、福岡市は一次・二次産業の成長を諦め、三次産業の発展へフォーカスしてきた。具体的には、サービス・情報通信・知的創造といった産業に特化することを目指し、起業支援の制度や設備、交通網といったインフラを徹底的に充実させたのである。その結果、今では国内トップクラスの年間起業件数を誇り、大きな工場の代わりに、多くのスタートアップ企業が軒を連ねる都市にまで成長した。産業構造としては、MicrosoftやAmazonの拠点である米国シアトルに近いだろう。

福岡市の今日の発展は、自身の“弱み”を“強み”に変えた結果だともいえそうだ。

※1:MONOCLE「Quality of Life Survey: top 25 cities, 2017」
※2:福岡市水道局 水資源開発
http://www.city.fukuoka.lg.jp/mizu/keikaku/machi/0060_2.html

 

BRANDINGLAB編集部 執筆
株式会社イズアソシエイツ

 

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