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技術・生産志向産業の、プロダクトアウトからマーケットインへの道

投稿日:2019年6月17日 更新日:

2019食の陣CRAFT「クラフトビール&ピンチョス&春の陣」が、2019年5月24日(金)〜5月26日(日)に開催になります。

2019食の陣CRAFT「クラフトビール&ピンチョス&春の陣」は、今年で28年目を迎えたという「にいがた食の陣」が、新たな試みとしてして開催するクラフトビールイベント。

当日は、県内外のクラフトビールを堪能できる他、新潟のご当地グルメはもちろん、ピンチョスをはじめ、お肉やピッツァ、ソーセージ、ステーキなど、多彩なメニューを楽しめるそう!

新潟開港150周年記念として、函館、横浜、神戸、長崎、そして新潟の開港5港のクラフトビールも集結しているという同イベント。飲み比べて楽しみながら、みなとまち新潟の魅力を堪能してみるのはいかがでしょうか?

nomoooニュース 2019/5/24
2019食の陣CRAFT「クラフトビール&ピンチョス&春の陣」開催!

かつて、規制緩和の流れで地ビール製造が解禁され、全国で地ビールが一斉に発売された時期があった。地ビールは一時的なブームが起きたものの、そのうちブームも沈静化し、顧客の支持を受けられず、淘汰されるものも出てきてしまった。

しかしながら、第二の地ビールブームのような動きが、最近では起こりつつある。それが、クラフトビールの普及である。クラフトビールは、小規模な醸造所の職人が作る、個性的なビール。一般的なビールメーカーの販売しているビールと異なり、対象顧客を選ぶような、独特な風味を持つ商品が多い。

はじめてのクラフトビール
https://yonasato.com/ec/craft_beer/
よなよなの里 エールビール醸造所 ホームページ

地ビールが解禁された当初は、マーケティング戦略が確立されていない参入企業が多く、プロダクトアウト型に重きをおいた展開がなされる傾向があった。それが結局顧客の支持をつかみきれなかった要因である。技術・生産的価値に傾倒し、顧客への対応が後回しになってしまったのである。そのため、商品のパッケージデザインや商品名などをとっても、顧客に価値が伝わりにくい商品が乱立する結果となってしまった。

しかし、現在は「よなよなエール」などの、デザインや商品名、ターゲット顧客の絞りといった、マーケティング戦略を用いたクラフトビールが増加している。この結果、顧客にとっても「選択する楽しみ」が確立され、市場が拡大し、個性的商品がそのまま企業を体現するブランド価値に結び付き、販路が拡大していくという、良好なバリューチェーンが生まれつつある。

今度のクラフトビールブームは、地ビールブームのような短命には終わらないであろう。地域振興にも効果的な、クラフトビールが定着化していくことを、望みたいところである。

 

武川 憲(たけかわ けん)執筆
一般財団法人ブランド・マネージャー認定協会 シニアコンサルタント・認定トレーナー
株式会社イズアソシエイツ シニアコンサルタント

 

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