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鈴ノ屋

  • ロゴ

昭和はよく見かけた駄菓子屋さん。その数は昨今、すっかり少なくなりました。駄菓子屋さんの減少に危機を抱き、ブランディングにチャレンジした『鈴ノ屋』という企業のストーリーです。
≪注意書き≫本記事は各ライターによる情報収集によって作成されているため、主観や意見、事実と異なる文言が含まれている可能性をあることをご了承ください。
背景
『鈴ノ屋』は駄菓子の製造・販売をしています。少子化や子ども向けの食べ物の多様化などにより、駄菓子そのものの需要が減り、駄菓子にまつわる文化が衰退していく状況をどうにかしたいとブランディングを行いました。駄菓子は美味しくて食べたいけど、子どもを持つ親の立場からすると買うのを迷うところ。健康に対する影響を踏まえ、子どもが安心して食べれるかどうかという点に着目しました。
戦略意図
ブランド・アイデンティティを「駄菓子の美味しさと、文化を伝える無添加駄菓子の匠」に、ビジョンを「カラダによい素材の駄菓子で、元気に真っ直ぐな笑顔を育てる」に決めました。これらを体現している看板商品が『きなこ棒』。国産の最高レベルのはちみつを使うなど、添加物を使わずに原材料にこだわってつくっています。健康志向で上菓子のような駄菓子は記録的なヒット商品となり、ニュース番組やバラエティ番組など、マスメディアに取り上げられ、さらに話題となりました。
表現意図
『鈴ノ屋』のロゴのモチーフは紙芝居。創業時は、紙芝居の合間に駄菓子を売っていました。このルーツをビジュアル化したのですね。「子どもに喜んでもらいたい」という創業時の想いは今に続き、これをデザインに落とし込んでいます。素朴でやさしいロゴです。創業から続く伝統と、時代に合わせた革新、二つが重なりできあがったブランドといえます。