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コメダ珈琲店

  • ブランド体験

名古屋から全国へ。今回は、全国に店舗展開するコーヒーチェーン店『コメダ珈琲店』に行ってきました。
≪注意書き≫本記事は各ライターによる情報収集によって作成されているため、主観や意見、事実と異なる文言が含まれている可能性をあることをご了承ください。
背景
1968年に名古屋市の那古野という町に開業した小さな店が、『コメダ珈琲店』のスタート。半世紀以上の年月をかけて店舗数は約900に。『スターバックス』や『ドトール』といった大手コーヒーチェーン店に続く店舗数です。しかし、その戦略は異なります。『コメダ珈琲店』はカフェというより、喫茶店といったほうがしっくりくる店づくりです。
ブランド・アイデンティティ
名古屋といえば、喫茶店のモーニングを連想する方も多いと思います。『コメダ珈琲店』は名古屋発祥だけあって、モーニングをはじめとするフードが充実している点が魅力の一つとして挙げられます。逆にコーヒーは競合店に比べるとそこまで種類やこだわりはなく、コーヒー通というより大衆向け。そして、居心地の良さにこだわっています。セルフサービスはなく、店員によるフルサービス。新聞や雑誌が置いてあり、ゆっくりくつろげる空間です。スローガンは「心にもっとくつろぎを」で、クールなカフェとは異なる路線でブランディングを行っています。
購入/体験前(Before)
マスメディアにおいて大々的な広告をうつまでもなく、さまざまなメディアにピックアップされている印象です。SNSに関しては、XやInstagramで情報発信していています。フードに関する情報が多いようです。また、子どもに人気のキャラクターとコラボレーションするケースもあるようで、ファミリー層をメインとして獲得したい意向がうかがえます。
購入/体験時(Experience)
津田沼店へ行ってきました。平日の朝に行きましたが、席は8割近く埋まっていました。早速、モーニングを注文。トーストがふわふわで美味しい。接客に関してはとにかく丁寧で、スタッフ一人ひとりがテキパキと動いていました。モーニングを食べ終わり、新聞を読みながらソファでそのままくつろぎました。その間、コンセントがあるので、スマホを充電。スローガン通り、長時間くつろげる空間でした。
購入/体験後(After)
「昔ながらの喫茶店」路線でありながら、今の顧客が求めるニーズをプラスしてブランディングしている印象が残りました。たとえばテーブル席にはコンセントがあり、Wi-Fiも完備。店舗によっては多目的トイレやトイレおむつ台が設置されているところもあるようです。時代に合わせてしっかり歩んでいる点も、このブランドの強みであると感じました。