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黄金湯

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突然ですが、銭湯には行きますか?よく行くという人は少ないと思います。廃業の危機にあった東京の下町にある銭湯のリブランディングに迫ります。
≪注意書き≫本記事は各ライターによる情報収集によって作成されているため、主観や意見、事実と異なる文言が含まれている可能性をあることをご了承ください。
背景
銭湯の数は年々、減っていて、東京都墨田区にある『黄金湯』の経営状況も例外ではなく、苦しい状況にありました。オーナーがかわり、2020年にフルリニューアル。地元の馴染み客のみをターゲットにしていては苦しい状況は変わらないと、若年層や海外からの旅行客にも足を運んでくれる、新しい銭湯を生み出すことを目指しました。
戦略意図
銭湯というのはただ風呂に入るための場所ではなく、元々、まちの社交場としての役割も担っていました。この特性を生かしつつ、ターゲットの幅を広げてリブランディング。DJブースを備えてオリジナルのクラフトビールも提供できるひらけた番台や、サウナ、宿泊施設をつくりました。新たな空間づくりを行い、交流しやすい環境に。これにより顧客は見事に増え、メディアの取材を受けるほど注目される銭湯となりました。
表現意図
ロゴは、吉祥文様といわれる伝統的な文様をベースに制作。この文様はサイコロを表現しており、「目(芽)が出る」ということ、また 「賽(災)を転じる」ことから、災難や勝負を切り抜くという意味があります。このような意味合いのあるロゴは、新たな銭湯文化をつくるブランドにふさわしいといえます。東京の下町の風情を感じさせるデザインに仕上がっています。