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竹内海苔

  • パッケージ

仲介を通さず、製造メーカーから購入者へ。デジタル化が進み、このような流通が増えてきました。ただ商品を送るのではなく、価値を付加して購入者に届けてファンを増やしたいと思う製造メーカーはきっと多いでしょう。
≪注意書き≫本記事は各ライターによる情報収集によって作成されているため、主観や意見、事実と異なる文言が含まれている可能性をあることをご了承ください。
背景
日本有数の海苔の産地である有明海。干満の差が大きい海で、ここで獲れる海苔は口にしたときにとろけるような感触と風味が生まれるといわれます。『竹内海苔』は、その中でもひときわ柔らかくて美味しい一番摘みだけを使用。さらに、味付海苔に使う出汁にもこだわりがあり、無添加のものを使っています。
戦略意図
売り方においてこだわったのは直販。ECサイトだけではなく、直営店もあり、購入者に直接届けるという戦略です。高級商品であるため、仲介を通すと価格がより上がるので、小売店に卸す売り方は避けているようです。また商品の購入者のほとんどが女性であることから、女性目線を大事にしています。海苔をつくる企業の多くは男性社員が占める割合が高いようですが、『竹内海苔』の従業員は全員女性であるという事実を強みとし、デザインを刷新する際もこの強みを生かしました。自信のある商品に、女性目線のデザインという価値をプラスしています。
表現意図
海苔のパッケージといえば、海辺の写真に、商品名を筆文字のフォントで記したものが浮かぶ方は少なくないでしょう。『竹内海苔』はそのようなパッケージとは一線を画します。スッキリした明朝系のフォントにシンプルなデザイン。オシャレなパッケージなので、贈答品としてもきっと喜ばれるでしょう。
 
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