CASE STUDYブランド要素・ブランド体験事例
キシリッシュグミ
- パッケージ
『キシリッシュ』といえばガム。いえいえ、今はグミとしてリニューアルし、『キシリッシュグミ』というネーミングで販売されています。
≪注意書き≫本記事は各ライターによる情報収集によって作成されているため、主観や意見、事実と異なる文言が含まれている可能性をあることをご了承ください。
背景
『キシリッシュ』といえば、キシリトール入りのガムとして誕生し、清涼感を味わえるお菓子として人気を博していました。しかしながら、ここ数年は売上が下がる傾向に。これは商品そのもの、ブランドそのものだけに原因があったわけではありません。市場の変化が大きく影響してのことだったのです。
戦略意図
コロナ禍前までは、ガムの市場規模はグミを上回っていました。しかし、コロナの影響により多くの人のライフスタイルが変化したためか、グミの市場が伸びていき、ガムの市場は縮小。市場規模が逆転するという現象が起きました。そこで、ガムとして売り出していた商品をグミにするという思い切ったリニューアルに踏み切りました。『キシリッシュ』というブランドは認知度が高いので、その冠は残しつつ、大きくなった市場で新たにシェアを獲得しようという戦略です。
表現意図
商品は『キシリッシュグミ』になっても、清涼感とスッキリ感を楽しめます。気分転換にぴったりな味わい。パッケージは、『キシリッシュ』ブランドのデザインを踏襲しつつ、クールで遊び心があるデザインに。今まで築き上げたブランドとしての価値をうまく利用した好例といえるでしょう。