CASE STUDYブランド要素・ブランド体験事例
麻布台ヒルズ
- ロゴ
2023年11月24日に開業した『麻布台ヒルズ』。『六本木ヒルズ』を上回るという広いエリアに、オフィスや住宅、商業施設、文化施設などが入った建物が立ち並びます。
≪注意書き≫本記事は各ライターによる情報収集によって作成されているため、主観や意見、事実と異なる文言が含まれている可能性をあることをご了承ください。
背景
開発前の麻布台エリアは高低差が大きく、老朽化が進んだ小規模な木造住宅やビルが密集し、防災上の懸念がありました。そこで、都市再生事業を行いました。『麻布台ヒルズ』には地上64階建てという日本一高いビルが誕生します。そこにどうしても注目がいきますが、コンセプトとして掲げる、これからの時代に合った街づくり戦略にも大変すばらしいものがあります。
戦略意図
テーマは、「Green&Wellness」。Greenは緑に囲まれ、自然と調和した環境を意味します。そして、Wellnessは多様な人々が人間らしく生きられるコミュニティーを示します。信濃町から拡張移転してきた「慶応義塾大学予防医療センター」があり、「ヒルズ未来予防医療・ウェルネス共同研究講座」を開設。予防医療のサービスにより、この街の人の健康寿命を延ばしていくことを目指しています。人生100年時代といわれる日本にふさわしい街づくりといえます。
表現意図
「Green&Wellness」というテーマはロゴにも息づいています。自然を象徴する緑のラインを採用。フォントは、軽やかなオリジナルフォントで都会的な雰囲気が漂います。このロゴのデザインは、場所やメディアによって柔軟に変化し、街全体をつなぐアイデンティティとして機能するようにつくられました。