崎陽軒
- ブランド体験
横浜といえばシウマイ、シウマイといえば『崎陽軒』を思い浮かべる人は少なくないと思います。今回は、横浜の『崎陽軒』に行ってきました。
≪注意書き≫本記事は各ライターによる情報収集によって作成されているため、主観や意見、事実と異なる文言が含まれている可能性をあることをご了承ください。
背景
創業は1908年に遡ります。当初は牛乳やサイダーなどを主に扱っていましたが、1928年に「横浜の名物をつくろう」との想いからシウマイが登場。車内で食べるため、冷めてもおいしいことにこだわり、豚肉と干帆立貝柱を混ぜ合わせてつくりました。そこから20数年後には、シウマイ弁当が誕生。横浜の顔の一つとして定着していきました。
ブランド・アイデンティティ
『崎陽軒』はナショナルブランドをめざしません。真に優れた「ローカルブランド」をめざします。これは『崎陽軒』が掲げる経営理念の一つです。一時期は全国で販売したこともありました。しかし、雑な販売の仕方をされた経験があったため、目が行き届く範囲で販売しようと、あえてエリアを限定し、目先の売り上げよりもブランド力の向上を優先。ローカルに徹することが長期的な繁栄につながると判断したのです。
購入/体験前(Before)
長い歴史があるブランドだけに、新聞や雑誌などのメディアで取り上げられることもしばしば。また横浜工場見学という企画もあり、ファンとのふれあいを大事にしているようです。地元の人やファンの人は、あの赤くて中華風のパッケージが思い浮かぶでしょう。
購入/体験時(Experience)
横浜駅東口地下街の『崎陽軒』中華食堂へ。お昼の11時からのオープン。11時10分ごろに店舗に行くと、店先に人がすでに並んでいました。入店は諦めて、名物のシウマイをテイクアウト。食べてみると、モチモチした食感で相変わらず美味しい。温めず冷めた状態でも十分に味を楽しめました。
購入/体験後(After)
中華食堂オープン直後にすでに並んでいる人がいるところを見ると、改めて愛されているブランドであることを実感。「ローカルブランド」は決してマイナーブランドではなく、「ローカルブランド」は地域密着に徹することでスペシャルな存在になれると感じました。そのすばらしい見本が『崎陽軒』。これからも、横浜の名物として愛され続けるに違いないと思いました。