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カワスイ

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水族館の目玉となる生き物といえば、大きなサメやかわいいペンギン。そんな海の生き物たちはいないけど、ユニークなコンセプトで注目を集める水族館が神奈川県川崎市にあります。
≪注意書き≫本記事は各ライターによる情報収集によって作成されているため、主観や意見、事実と異なる文言が含まれている可能性をあることをご了承ください。
背景
日本初の駅前商業施設内水族館である『カワスイ』は、川崎駅の商業施設である川崎ルフロンの9・10階にあります。水族館が入ることを想定していない構造で、既存の商業施設を改装してオープンしました。そして、生き物は淡水魚がメイン。地味な印象を受けるかもしれません。だからこそ差別化を心がけ、最新のデジタル技術を駆使し、空間のデザインにチカラを入れています。
戦略意図
コンセプトに「世界の水辺を旅する」を掲げ、旅するように水辺を楽しむ演出が特長です。例えば、多摩川ゾーンでは水槽の周囲の壁に風景を映し出し、水槽と風景の一体感を創出。『カワスイ』のためだけに撮り下ろされた映像で、現在の多摩川の景色がさまざまに映し出され、朝から夜までそれぞれの時間帯で異なる内容が流れる工夫も施されています。その他、オセアニア・アジアゾーンやアフリカゾーンなどでも凝った空間デザインで来場者を非日常空間へ連れってくれます。優れている点は、見せ方だけが突出しているのではなく、生命の輝きや神秘を際だてて一体感がある見せ方をしている点といえるかもしれません。生き物ありきの戦略なんですね。
表現意図
生き物ありきの戦略というのは、ロゴを制作するにあたっても同様のようで、生命を育む自然の雄大さを表した「母なるグリーン」を、ロゴカラーとして採用。フォントは柔らかで、親しみを覚えるデザインに仕上がっています。
 
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