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セブンカフェ

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ひと昔前は「コンビニでコーヒー買おう!」は缶コーヒーやペットボトルに入ったコーヒーを買うことでした。今ではコンビニのプライベートブランドのコーヒーを利用するのはすっかり当たり前になりました。
≪注意書き≫本記事は各ライターによる情報収集によって作成されているため、主観や意見、事実と異なる文言が含まれている可能性をあることをご了承ください。
背景
『セブンイレブン』が自社のコーヒー販売をスタートさせたのはなんと1980年代で、スタート当初は店頭のコーヒーサイフォンでコーヒーをつくっていました。味と香りを保つため1時間ごとにつくり替えるルールでしたが、他の業務で手がまわらないなどの理由からマニュアル通りに実行されないことが多くて断念。そこでコーヒーマシーンを導入し、1杯ずつつくるドリップ方式に。しかし、ヒーターの上にポットを長時間置いていることで、臭いが店内に充満するという事態がしばしば発生し、この方式も志半ばに終わりました。
戦略意図
試行錯誤しているうちに、チェーン店のカフェが人気の時代に。『セブンイレブン』は競合に対抗しようと、「おいしく飲みやすい本格派コーヒー」を目指して、2011年に新たなプロジェクトを始動しました。1杯ずつ豆を挽いて淹れられる、コンパクトな新型コーヒーマシンを開発。豆は各国の最高グレードにこだわりました。紆余曲折を経て、100円なのに美味しい本格派レギュラーコーヒーが誕生し、コンビニのコーヒーを買うという新たな消費行動が根付いていきました。
表現意図
ブランド名は言わずと知れた『セブンカフェ』。スタートした1980年代にこのネーミングはまだなく、2011年に名付けられたことを考えると、この大ヒットに『セブンカフェ』という名は一役買っていることがうかがえます。ロゴは赤・オレンジ・緑の3色を使わずモノクロで統一。コーヒーをイメージするカラーを使うことで、このブランドに相応しいロゴに仕上がっています。
 
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