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フィシュル

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世界では、あるところでは飢餓に苦しむ人がいる一方で、あるところではまだ食べられる物を捨てているという現実があります。今回は、フードロス問題に取り組み、水産業の発展をめざすブランドに迫ります。
≪注意書き≫本記事は各ライターによる情報収集によって作成されているため、主観や意見、事実と異なる文言が含まれている可能性をあることをご了承ください。
背景
サイズが規格外だったり、一般に知られていないことで買われなかったりという理由から、大半は廃棄されてしまう「未利用魚」。この「未利用魚」はなんと日本の総水揚げ量の約30%にも及ぶといわれています。この事実に着目し、SDGs視点でフードロス削減に貢献しようと、『フィシュル』というブランドは立ち上がりました。
戦略意図
「未利用魚」をそのまま販売して売上を上げるのは難しいので、現代のライフスタイルや嗜好に合った形に加工調理することで、商品化をめざしました。仕事などで料理する時間がとれなかったり、魚の調理方法に手間がかかると感じたりする人がメインターゲット。レパートリーはカルパッチョや味噌漬けなどで、骨や内臓をとる必要はなく、すでに味付けされている状態で販売しました。魚のミールパックを、ECサイトを通してお届けするビジネスです。
表現意図
ロゴは頭文字の「F」と「I」で魚の微笑みを表現。温もりを感じるデザインです。ロゴ同様に、パッケージも温もりを感じるデザインに仕上げ、さらに味の違いによってカラーバリエーションがあって、見た目も鮮やか。『フィシュル』は、フードロスという社会課題に一石を投じたブランドであるためか、メディアにも数多く取り上げられています。
 
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