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なんぼや

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所有しているブランド品を手放すとしたら、どうしますか?今回は、リユース業を営む『なんぼや』の戦略について紹介します。
≪注意書き≫本記事は各ライターによる情報収集によって作成されているため、主観や意見、事実と異なる文言が含まれている可能性をあることをご了承ください。
背景
『なんぼや』がオープンしたのは2007年。リユースを生業としてチェーン展開している企業はすでにいくつかあり、他の競合店を追いかけるカタチで営業をスタートしました。他店の多くが掲げるキャッチフレーズは「高く買い取ります!」という類のもので、ここに違和感を感じ、違う顧客心理がきっと働いていると想定して差別化を図りました。
戦略意図
顧客は「高く買い取ってほしい」という想いとともに、「この人なら私の品を委ねていい」という想いも抱えていると想定。そこで、接客応対の強化を戦略の一つとし、スタッフ一人ひとりが顧客からの信頼を得られるように工夫しました。店内に個室空間をつくって他から見えないようしたり、スタッフにはスーツとネクタイを着用することを義務付けたりするなど、現在ではスタンダードとなっていることを先取り。高価な時計や宝石を持って来店するのは大体40〜60代の富裕層なので、この層に合った、かっちりした顧客対応をめざしたのです。
表現意図
「リユースのない人生はきっとつまらない」がコンセプトで、これをもとにロゴマークをデザイン。『なんぼや』はひらがなで表記されていますが、その中には「∞」と「+」のパーツが。「∞」は、物を買って使い、売ってつなぐリユースの循環を、「+」は、モノと想い出もつなぎ、人生にトキメキを与えることを表現しています。創業間もない頃から、接客に力を注いできた『なんぼや』ならではの想いが込められています。
 
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