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LUMINE

  • タグライン(スローガン)

ここ数年、女性のハートをギュッとつかむ広告で話題を呼んでいる『LUMINE』。しかしながら、過去には売上が大きく落ち込んだピンチの時期もあったのです。
≪注意書き≫本記事は各ライターによる情報収集によって作成されているため、主観や意見、事実と異なる文言が含まれている可能性をあることをご了承ください。
背景
『LUMINE』といえば、新宿の『LUMINE』を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。この店舗以外に有楽町や池袋、都内以外だと横浜や大宮などに出店。都会の大きな駅に出店している傾向がわかります。メインターゲットは、都会で働いて暮らす20〜30代の女性。90年代、景気が落ち込むと、単なる駅ビル型のショッピングセンターでは、メインターゲットの支持を得るのが難しくなりました。販売促進を図るため、生まれ変わる必要がありました。
戦略意図
駅ビルからファッションビルへ。メインターゲットからの支持を得るために、97年から中期経営計画であるニュールミネ計画を実施。ショップの入れ替えに着手し、人気セレクトショップの誘致を行いました。さらにはルミネカードを発行して来場者数の増加を狙いました。またスタッフを対象とした接客コンテストを開催し、接客に注力。これらの施策により、都会で働いて暮らす20〜30代の女性に寄り添ったファッションビルとしてのブランディングに成功し、今に続いています。
表現意図
このような流れから生まれたスローガンが、「わたしらしくをあたらしく」です。このスローガンからは、顧客それぞれのライフスタイルに寄り添おうとしていることが伝わってきます。また「らしく」で韻を踏んでいるので覚えやすく、すべてひらがなで構成されているので柔らかみがあるという特徴があります。『LUMINE』に相応しく、非常に優れたスローガンといえます。
 
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