CASE STUDYブランド要素・ブランド体験事例
阪神タイガース
- タグライン(スローガン)
プロ野球チームが掲げるシーズンスローガン。2023年は、『阪神タイガース』が掲げるシーズンスローガンが話題になりました。
≪注意書き≫本記事は各ライターによる情報収集によって作成されているため、主観や意見、事実と異なる文言が含まれている可能性をあることをご了承ください。
背景
2023年のシーズンを迎えるにあたり、『阪神タイガース』の新監督として岡田彰布氏が就任。ここ数年の『阪神タイガース』は決して弱いチームではありませんが、優勝まではなかなか届かないという状況が続いていました。ファンが期待するのは、18年ぶりの優勝でしょう。このような状況の中、「A.R.E」というチームスローガンを発表。由来は「アレ」です。
戦略意図
岡田監督は優勝という言葉はプレッシャーになるかもしれないから「アレ」と言い換えるとの発言をしていました。この言い回しの意図はなんでしょうか。単に重圧を避けるだけではなく、優勝を狙って本気で取りに行く決意であるように感じます。成績が良ければすぐに騒ぎ立てる傾向にある周囲に惑わされず、最後まで手綱を締めるための言葉ではないでしょうか。事実として、マジックが点灯しても、岡田監督は「優勝」という言葉を口にしませんでした。浮き足立たず、いかに普段通り戦い抜くかを大事にしていたように見えます。
表現意図
スローガンの読み方は「えー あーる いー」です。チームとして明確な目標（Aim）に向かう。先輩に対しての敬いの気持ち（Respect）を持って野球に取り組み、個々がさらにパワーアップ（Empower）する。そんな思いがあり、各頭文字をとってスローガンが構成されています。掲げた通り、目標は達成され、見事に優勝。「A.R.E」は機能を果たすとともに、大きな話題ともなりました。