ビッグモーター
- ブランド名
「車を売るならビッグモーター♪」誰でもテレビで一度は耳にしたことはあるであろう、あのフレーズ。昭和51年1月に創業者の地元である山口県で開業し、一代で全国規模の大手中古車販売企業に上り詰めた「株式会社ビッグモーター」です。どのようなブランド戦略で急成長を遂げたのでしょうか。
≪注意書き≫本記事は各ライターによる情報収集によって作成されているため、主観や意見、事実と異なる文言が含まれている可能性をあることをご了承ください。
背景
創業者が山口県岩国市南岩国町で「兼重オートセンター」を創業。法人化した後、社名を「ビッグモーター」と改めました。その後地方の中古車販売企業を次々と買収し、店舗名を「ビッグモーター」と統一することで一気に店舗数を増やしていきました。
戦略意図
「車を売る」顧客には、新たに「車を買う」というニーズが発生します。そのためビッグモーターは、とにかく「集客」に全力を挙げています。先述のテレビCMによるキャッチフレーズを有名な俳優に歌わせてみたり、ドライバーに向けたラジオCMも同時に展開するなど大幅なPR戦略を展開。さらに地域住民に向けて折り込み広告やDMを作成し、格安オイル交換キャンペーンなど様々なサービスの充実をアピール。他社との差別化を図り、顧客の囲い込みを狙っています。
表現意図
店舗を通りがかれば赤字で「買取」と書かれた大きく目立つ青い看板、その下にはTOYOTAやダイハツのような新車ディーラーと見紛うような大きなショールーム、そして屋外にまでズラリと並んだ中古車…。中古車販売企業とは思えないほどド派手で清潔な店舗を作り上げ、店構えからも大手感を演出しています。特に車移動が当たり前となっている地方を中心に出店を加速させることで、ビッグモーターの店舗は全国どこでも目にするように。こうして、「ビッグモーターは中古車買取・販売事業の最大手である」というブランドイメージを大衆に刷り込んでいきました。
まとめ
急拡大した企業は、維持するためにそれなりの利益を求められるようになります。今後のビッグモーターはどのようにブランドを構築していくのか、注目です。