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チョコレート効果

  • パッケージ

チョコレートといえば、甘くて美味しいお菓子。でも、あえて甘さではない、違う視点で勝負したチョコレートがあります。
≪注意書き≫本記事は各ライターによる情報収集によって作成されているため、主観や意見、事実と異なる文言が含まれている可能性をあることをご了承ください。
背景
商品開発のきっかけは1990年代のココアブームで、ココアの原料カカオには健康やダイエットに効果的な成分が含まれているということで話題に。カカオに豊富に含まれるポリフェノールにも注目し、この成分を多く使用した『チョコレート効果』が生まれました。しかしながら、発売からいきなり売上好調とはいきませんでした。
戦略意図
他のチョコレートと差別化し、健康をコンセプトにした苦味がある商品。珍しさのためか簡単に受け入れられず、苦戦を強いられました。しかし、2014年に血圧を下げることに高カカオポリフェノールが機能することがわかり、報道で取り上げられると売上アップ。『チョコレート効果』のメインターゲットは、若年層ではなく50代以上だったのですね。
表現意図
健康に敏感な50代以上を中心に支持され、高カカオのチョコレートという新たな市場の開拓に成功。おもしろいのがパッケージです。カカオが含まれている割合が表記され、1枚あたりのカカオポリフェノールの含有量も記されています。『チョコレート効果』というネーミングと相まって、商品の売れ行きに効果があるデザインに仕上がっています。
 
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