和菓子屋『榮太郎總本舗』のはじまりは、なんと江戸時代。長く続く歴史の中で、さまざまな商品を発表してきました。伝統を守りながら、新たなことにもチャレンジする社風です。昨今は、低糖質が流行り、健康に気遣う人が増えてきました。老舗の和菓子屋ができることは？ヘルシーをテーマにした新ブランドの開発に着手しました。

小豆や砂糖といった糖質は、和菓子にとって大事な要素の一つ。これをカットするというはかなり難しい問題です。そこで、すべてカットするのではなく、1日に必要な糖質を必要な量だけ、糖質を10gほど取ったほうが健康的という考え方を大事にしました。人工甘味料は抑えて天然由来の甘味料を使いながら、全体のバランスを崩さぬように味のクオリティを担保。長い歴史の中で培われた和菓子づくりの技術を駆使し、新ブランド『からだにえいたろう』が生まれました。

ブランド名の中に、店舗名である「えいたろう」の文字が入っていて、どこの和菓子屋さんのブランドであるかがすぐにわかります。さらに「からだにいい！」という特長もネーミングに含まれています。また平仮名で表現することで、優しさがどことなく伝わってきます。『からだにえいたろう』はシンプルでありながら、優れたブランド名といえるでしょう。