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ほぼカニ

  • ブランド名

ユニークな商品や広告で注目を集めるカネテツデリカフーズ株式会社。今回は、この企業が手がける水産練製品『ほぼカニ』について紹介します。
≪注意書き≫本記事は各ライターによる情報収集によって作成されているため、主観や意見、事実と異なる文言が含まれている可能性をあることをご了承ください。
背景
近年、カニの漁獲量は減り、その価格は高騰。カニは手がますます届きにくい高級食材になっていく傾向にあります。そこで、水産練製品・惣菜の製造販売を生業とするカネテツデリカフーズ株式会社は「世界一ズワイガニに近いカニ風味かまぼこ」をコンセプトとして、商品開発に着手しました。
戦略意図
本物のカニの繊維の向きやほぐれ感を徹底的に研究し、タラのすり身を使って、従来のカニかまぼこと異なる練り物を開発。そこには、家庭に価格を抑えて美味しい商品を届けたいという想いだけではなく、海の自然環境を守りたいという想いもあります。そもそもカニの漁獲量の減少は、世界的な環境問題が強く影響。この商品開発は環境保全につながっている社会的意義がある取り組みといえるでしょう。
表現意図
『ほぼカニ』はわかりやすく、短く、シャレが効いた、優れたネーミング。日本ネーミング大賞を受賞しています。ちなみに商品ラベルに、「カニではありません」と注意書きを表示したところ、「遊び心がある」「そこまで自信があるのか」とWEB上で話題になりました。懐が深く、ユーモアを大事にする企業ならではのブランディングです。
 
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