手水日和
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コロナ禍によって、人々の暮らしはさまざまな変化を強いられました。神社への参拝の減少も、コロナウイルスのまん延を防ぐため、その影響の一つとして挙げられます。この困難を乗り越えるには?
≪注意書き≫本記事は各ライターによる情報収集によって作成されているため、主観や意見、事実と異なる文言が含まれている可能性をあることをご了承ください。
背景
神社の参拝者が減ったのは、人が密になり、コロナに感染する恐れがあるから。さらに、水で口をゆすぐ手水により、感染するリスクは高まる可能性が。コロナ禍により、手口を清める手水という儀式の一つが失われつつありました。手水とは禊(みそぎ)を簡略化した儀式で、身も心も清めて邪気を払い清々しい気持ちでお参りをするという意味があります。手水舎には、消毒液が置いてあったり、柄杓が撤去されて使えなくなったりするケースも多くありました。
戦略意図
コロナ対策として生まれたのが「マイひしゃく」。個人で柄杓を持参して参拝するという新たなスタイルの提案です。これなら、一つの柄杓を多くの人で使うという心配がなくなります。そして、「マイひしゃく」のブランドである『手水日和』は長くたいせつに愛用してもらうために、全国屈指のヒノキの生産地である岐阜県東濃地方を中心に産出されるヒノキを使用して製造。材質にこだわった、上質な「マイひしゃく」を提供しています。
表現意図
上質なヒノキを使って製造されているブランドらしく、ロゴにも品が漂います。柄杓をモチーフにし、水によってマークが少し揺らいでいるデザイン。アイデアとシズルを感じます。手水という伝統ある儀式を守り、参拝者を取り戻すことをめざした「マイひしゃく」という新スタイルは、コロナ禍が落ち着きを見せても、衛生的に優れているので、今後もニーズはあるはずです。また、日本に訪れた外国人が興味深く感じるスタイルでもあるでしょう。