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小林製薬

  • タグライン(スローガン)

『熱さまシート』や『ケシミン浸透化粧水』など、わかりやすいダジャレネーミングがズラッと並ぶ小林製薬の商品。そこには徹底した顧客目線の戦略があります。
≪注意書き≫本記事は各ライターによる情報収集によって作成されているため、主観や意見、事実と異なる文言が含まれている可能性をあることをご了承ください。
背景
医薬品と衛生雑貨の企画・製造・販売を行う小林製薬。製品開発において、小回りの利く企業の一つとしてその名を知られるとともに、ユニークなネーミングが冠された商品を多数持っています。それは、「この技術を活かして何か新製品をつくろう」というプロダクトアウト型ではなく、「こんなモノがあったらいいな。生活がもっと楽しくなる、便利になる」というマーケットイン型に重点を置く企業姿勢によるもの。つまり、顧客目線に徹した製品を開発し、それゆえに生活感があって分かりやすい商品名にしているのです。
戦略意図
同業種の大手企業がひしめくような市場への新商品投入を考えず、今までなかった製品を生み出し、新たな市場を創造することを価値としています。この価値を生み出す戦略として、「PDCA」を高速で回すことを重視しています。たとえ製品開発が想定通りに行かなくても想定内とし、結果が良くても悪くても、なぜそうなったかを分析し、見直して新たな矢を放ってヒットにつなげます。他を追随するのではなく、開拓を大事にしている企業なのです。
表現意図
ブランドスローガンは「“あったらいいな”をカタチにする」で、テレビCMなどの広告でお馴染みです。ストレートでわかりやすい言葉ですよね。そこからは新たなニーズを探り出し、ニッチな商品を生み出してきた自負を感じます。また、今後もチャレンジを続けていくというプロミスであるとも感じました。
 
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