リクルートの住宅に関するサービスには、かつてカテゴリーごとに区切りがありました。賃貸領域は『フォレント』で、売買領域は『住宅情報』、注文住宅領域は『HOUSING』、リフォーム領域は『Goodリフォーム』というように分けられていたのです。これらを統合してブランドを確立しようと生まれたのが『suumo』です。

統合することで間口を広くするということが大きな狙いの一つ。「住宅に関することはまず『suumo』で！」と、多くの人に思ってもらえるように。さらに、かつてはネットへの対応がやや弱いと見られたので、タイプの異なる不動産や住宅の情報を、地域やライフスタイルという切り口で統合的に検索できるようにしました。このブランドの認知を上げ、親しみを持ってもらうには？マスコットキャラクターを使って、注目を集めようと、『スーモ』は誕生しました。

『スーモ』は動物がモチーフではなく、スーモ星人という完全オリジナル設定で、丸い図体に手足が生えているというシンプルなキャラクター。テレビCMやWebなどを通して、人気キャラクターに。『スーモ』人気が上がるほど、『suumo』の認知度はアップしていきました。さらに、住まいを検討中の方以外にもアプローチができるよう、漫画やゲーム、絵本、動画などのコンテンツが展開され、潜在見込み客の囲い込みにも成功しています。