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PORSCHE

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PORSCHE_logo

高級スポーツカーとして世界中にファンを持つポルシェ。常に最強の性能を誇る伝統のフラッグシップモデル「911」から、タウンユースまで幅広いシーンで扱える大人気SUVモデル「マカン」、電動モデル「タイカン」など、幅広いラインナップを揃えつつも、全ての車にハイパフォーマンス性と高級感を併せ持った独自のDNAが息づいています。これらの車に掲げられたポルシェのロゴが持つ意味と背景を、ご紹介します。
≪注意書き≫本記事は各ライターによる情報収集によって作成されているため、主観や意見、事実と異なる文言が含まれている可能性をあることをご了承ください。
背景
ポルシェは、ドイツの技術者であるフェルディナント・ポルシェによって1931年に設立されました。その後、第二次世界大戦など様々な歴史の荒波に揉まれつつも事業を継続。1948年には伝説のスポーツカー「タイプ356」の生産がスタートします。翌年のモーターショーで話題を集めたこの車の品質を保証するために、ポルシェを象徴するロゴが必要でした。
戦略意図
1952年に発表されたロゴは「ポルシェ・クレスト」と呼ばれ、細かな変更を加えつつも、大きく見た目を変えることなく現在に至っています。クレストとは紋章という意味で、他の車と識別をする単なるロゴではなく、その品質を保証する証としての自信と自負を感じさせます。
表現意図
デザインの元になっているのは、本社の置かれているドイツ・シュトゥットガルト市とヴュルテンベルク・ホーエンツォレルン州の紋章です。この2つを組み合わせたクレストは、ひと目でポルシェと分かる象徴として、今も輝き続けています。最近では2023年、創立75周年に合わせて見直しが行われました。ただ、その変更点は「影をなくす」「角が少しだけスリムになる」など、指摘されないと分からないほど。しかし伝統も感じさせつつもモダンさを加えた変更は、見事なバランス感覚と技術の賜物であると言っていいのではないでしょうか。
まとめ
このクレストは変わらないポルシェのクオリティ、伝統、そして革新性を表現しています。誰がいつ見ても同じ印象を持つ、というブランド要素の目的に忠実な、傑出したロゴの事例の一つです。
 
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