MONO 消しゴム
- カラー
色彩の商標登録の国内第1号をご存知ですか?一つは『セブンイレブン』で、もう一つが『MONO消しゴム』です。今回は、『MONO消しゴム』のブランドカラーについて紹介します。
≪注意書き≫本記事は各ライターによる情報収集によって作成されているため、主観や意見、事実と異なる文言が含まれている可能性をあることをご了承ください。
背景
トンボ鉛筆の『MONO消しゴム』が生まれたのは1969年。その2年前に、鉛筆のおまけでつけていたのがはじまりです。当時販売していた最高級鉛筆の品質を、使う人に実感して欲しい。そのためには、濃くなめらかに書けるだけでなく、消しゴムで容易に消せる性能も求められます。『MONO消しゴム』は、高級鉛筆としての性能を実感してもらうために生まれた消しゴムなのです。
戦略意図
おまけでありながら、『MONO消しゴム』は評判を呼びました。天然ゴムが主流の時代にプラスチックを使用した新素材消しゴムであり、他の追随を許さない消字性能を誇りました。鉛筆のおまけではなく、消しゴム単体で販売され、今に続きます。そして、性能もさながらデザイン性が高いのも特長です。小さな消しゴムでも店頭で目立てるように、長方形の形を生かせるように、三色旗をイメージしてデザインされました。
表現意図
男女ともに使える色として選ばれた「青・白・黒」の3色ストライプ。50年以上経っても色あせないシンボルとなり、色彩商標登録の国内第一号に。色だけで商標登録がされているのは国内企業では数社しかありません。性能だけではなく、デザインも重要視してきたトンボ鉛筆ならではで、『MONO』ブランドを資産として捉え、ブランド価値の保全に努めています。