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3COINS

  • ブランド体験

駅に隣接するビルでよく見かける『3COINS』。コロナ禍以降の2年間で売上も店舗数も大きく拡大した雑貨ショップです。
≪注意書き≫本記事は各ライターによる情報収集によって作成されているため、主観や意見、事実と異なる文言が含まれている可能性をあることをご了承ください。
背景
ネーミングの通り、300円の品の販売を中心とする雑貨店。1994年のオープン以来、右肩上がりの成長を続けてきましたが、コロナ禍前の数年間は売上が伸び悩んでいました。当時のターゲットは20代女性で、かわいい、便利、安いといったワードをイメージとして運営。ここに売り上げが伸び悩んだ原因があったのです。
ブランド・アイデンティティ
実際に購入している顧客のデータを調べると、20代ではなく、30代後半が一番のボリュームゾーンになっていることが判明。そこで、商品は30代後半を意識したシンプルで落ち着いたデザインを多くしました。さらに、4週間ごとに商品が入れ替わるという施策で、消費者から見れば「行くたびに新しい商品に出会える」と新鮮味を感じられるようにしました。競合を意識して「安さ」で戦うのではなく、『3COINS』自体の価値を上げて売上を伸ばしていきました。
購入/体験前(Before)
SNSを活用したプロモーションが強みで、「ショップインフルエンサー」と呼ばれるスタッフがブランドを背負ってそれぞれ情報発信。ネタをつくり続け、それを定期的に「ショップインフルエンサー」が拡散することで認知が広がり、さらには店舗を利用した消費者が商品を拡散することも増えます。この好循環が店舗の売上を支えている要素の一つのようです。
購入/体験時(Experience)
秋葉原店に行きました。店舗は駅に隣接しているビルのテナントに入っています。買い物しやすい環境にあるのも、消費者にとって大きなメリットです。入店すると、落ち着きがある雰囲気が印象的。色彩が派手ではなくシックでシンプルなデザインの商品が並んでいるところから、この雰囲気が生まれているように感じました。客層としては30・40代らしき女性がほとんどでした。
購入/体験後(After)
キッチン用品を購入。結構しっかりしたつくりで早く消耗しないですみそうです。100円ショップの商品と比べると、クオリティのレベルが違うと感じました。また、シンプルな商品だから、部屋の内装や他の商品との組み合わせを選ばないとも感じました。これらのメリットがターゲットから選ばれる理由の一つでもあり、リピーターとしてまた訪れたくなる店だと思いました。
 
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