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おんせん県おおいた

  • ブランド名

地域ブランディングで大きな注目を集めた『うどん県』。後に続けと、ユニークな地域ブランディングを手掛ける都道府県がいくつかある中で、今回は大分県について紹介します。
≪注意書き≫本記事は各ライターによる情報収集によって作成されているため、主観や意見、事実と異なる文言が含まれている可能性をあることをご了承ください。
背景
2011年は東日本大震災が起きたり、大分県を通らない九州新幹線が開業したりと、大分県の観光にとって逆風が吹いた時期でありました。そこから巻き返すためには、大きなプロジェクトが必要に。民間が個々で頑張っても成果は期待できないと、官民一体となった観光戦略が動き始めます。
戦略意図
大分県といえば、別府温泉をはじめとする温泉が有名。そこで『おんせん県』というネーミングを商標登録しようと試みますが却下に。「温泉は日本中にある」と非難されます。一見、マイナスからのスタートに思えますが、この騒ぎを利用して、おおいたを加えたネーミングで『おんせん県おおいた』として話題となりました。もっとも特徴的な観光資源を一つに絞ってアピールし、まずは認知を拡大するという戦略です。
表現意図
『おんせん県おおいた』というネーミングを軸にして広告を展開。特に、地元の人たちが出演したCMが注目を集めました。地元の人が盛り上がり、キャンペーンが終わった後でも、地域が自立的に盛り上がるきっかけになればという意図があったようです。『おんせん県おおいた』は多くの人に認知されただけではなく、温泉をきっかけとして他の観光資源もアピールするという展開を見せ、このネーミングは県内外で親しみを持たれています。
 
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