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どうする家康

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2023年1月に放送をスタートした大河ドラマ第62作は、徳川家康の生涯を描いた『どうする家康』。そのタイトルロゴが話題を呼んでいます。
≪注意書き≫本記事は各ライターによる情報収集によって作成されているため、主観や意見、事実と異なる文言が含まれている可能性をあることをご了承ください。
背景
徳川家康は戦国の世を終わらせた江戸幕府初代征夷大将軍で、言わずと知れた歴史上の人物なので、大河ドラマで過去に主人公として2回描かれ、その他の多くの時代劇でも主人公として取り上げられています。いわゆる歴史絵巻の定番中の定番といえるでしょう。それをあえて取り上げ、今までとは少し違った家康像を見せるところが、今回の大河ドラマの醍醐味の一つです。
戦略意図
家康といえば、征夷大将軍ということから堂々としたボスというイメージを抱く方が多いかもしれません。しかし、生まれたときから将軍だったわけではありません。戦国大名の一人にすぎず、強国に囲まれてピンチの連続だったと想像がつきます。戦国の世をなんとか生き抜くためには?決して強いだけではない人間味あふれる人物が主人公。乱世の荒波に揉まれる中で決断を迫られ、苦悩する弱さを描くことが新たな家康像で、今までとはひと味違う大河ドラマには、今までとはひと味違う見せ方が必要です。
表現意図
大河ドラマのタイトルといえば著名な書道家が書いた文字が浮かびますが、今回はタイトルをロゴ化。これを物語の区切りを明確にする、場面転換の上でも使用しています。番組の看板、宣伝としてだけではなく、ドラマの中の演出として機能している点が新しく話題に。SNS上には「まさか大河でアイキャッチが入るなんて」などのコメントが寄せられ、反響を呼びました。丸いロゴになったのは、一本道ではいかず必死に時代を転がり続けたから。そのフォルムは家康の生涯を表しています。
 
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