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FUJIFILM

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2008年に美容業界に進出した『FUJIFILM』は世間を驚かせました。大物ミュージシャンを広告に起用したことでも話題になりました。写真事業を営む企業が、どうして多角化経営に乗り出したのでしょうか。
≪注意書き≫本記事は各ライターによる情報収集によって作成されているため、主観や意見、事実と異なる文言が含まれている可能性をあることをご了承ください。
背景
かつての売上のほとんどは写真フィルム事業。しかし、デジタルカメラの登場以降、売上は下降線を辿りました。そこで化粧品をはじめ、医療品など、他分野へ事業領域を拡大することに。写真に関する事業とは一見、関係ない事業と思われますが、今まで築いてきた技術との親和性がある事業への参入なのです。
戦略意図
写真フイルムの主原料は肌の弾力を維持するコラーゲン。さらに、フイルムの劣化を防ぐ抗酸化技術はアンチエイジングに応用できます。つまり、写真フイルムと化粧品に関する技術は連続性があるものなのですね。他の事業も同様で、ゼロからではなく、土台がある上での新分野へのチャレンジという戦略意図があります。そして、『FUJIFILM』は多角化経営を展開するとともに、コーポレートアイデンティティの変更を行います。
表現意図
ロゴは、かつての赤い六角形のシンボルマークを取り去り、『FUJIFILM』をシンプルに力強く打ち出すデザイン。文字の一部に赤色を配し、変革にチャレンジする強い意志を表現しています。また、スローガンは「Value from Innovation」を制定。このスローガンは、社会に価値ある革新的な「技術」「製品」「サービス」を生み出し続けるという宣言です。
 
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