ファンタ
- パッケージ
フルーツ炭酸飲料『ファンタ』は、1958年に日本で発売スタート。苦境を乗り越え、60年以上も続くロングセーラー商品に成長しました。
≪注意書き≫本記事は各ライターによる情報収集によって作成されているため、主観や意見、事実と異なる文言が含まれている可能性をあることをご了承ください。
背景
『ファンタ』は1940年にドイツで生まれました。日本に上陸する前から、いくつかの国ですでに人気でした。日本での発売当初、フレーバーはオレンジ、グレープ、炭酸水の3つでしたが、そこから徐々にフレーバーの種類を増やしていき、ティーンを中心に支持を得ていきました。人気のフルーツ炭酸飲料としてすっかり定着していた2011年、東日本大震災が発生。ここから、人気に陰りが見え始めます。
戦略意図
東日本大震災の時は飲料水やお茶のニーズが高まり、『ファンタ』の人気が落ちていきました。そこで、2016年にリニューアルに舵をとります。人気俳優をイメージキャラクターに据えて「ファンタ宣伝部」を立ち上げ、マスメディアだけではなく、SNSをうまく使った広告を展開しました。メインターゲットであるティーンを巻き込むことに成功。さらに、この時期にロゴを一新し、新たなパッケージの制作にも着手しました。
表現意図
これまで培ったブランドイメージを壊すことのないデザインをベースに、フォントの本体は白で、紺色で枠取りするという視認性が高いロゴに変更。フルーティーなおいしさとポップな楽しさをもっと提供したいという意図があるようです。これに伴いパッケージも変更。水滴をまとうフルーツの果皮をヒントにした、フルーツ炭酸飲料ならではのシズル感あふれるデザインです。