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中川政七商店

  • ロゴ

中川政七商店は創業1716年の奈良で創業し、300年以上続く麻を織ってきた会社。現在は“日本の工芸を元気にする!”というビジョンを掲げながら、工芸品の販売なども行っている会社のロゴについて紹介します。
≪注意書き≫本記事は各ライターによる情報収集によって作成されているため、主観や意見、事実と異なる文言が含まれている可能性をあることをご了承ください。

背景
ロゴマークをデザインしたのは、good design companyの水野学氏。当初は「遊 中川」というアンテナショップのショッピングバッグをデザインしてほしい、という依頼でした。しかし、バッグだけよいものをつくってもそこに“らしさ”が入っていなければ、ブランドとしての魅力はお客様に届きづらいと思い、会社のルーツをたどったところから、ロゴマークの提案まで進んでいきました。
戦略意図
まとうべきは「歴史ある奈良のオリジンである」こと。中川政七商店は奈良に本社があり、創業1716年という圧倒的に歴史ある企業。なので、「まるで300年前から使っていたようなロゴ」を作り、あらためて「奈良の中川政七商店」というブランド名を全面に出そうと提案したのです。結果的に、そのロゴを商品タグから、封筒、ダンボールまでを統一させるとともに、会社ロゴを使った新ブランド「中川政七商店」が立ち上がりました。
表現意図
2頭の鹿が「七」という文字の脇に並ぶ、あたかも創業当時からあるかのような、古風なロゴ。そして、「享保元年」の文字と、長らく商品として取り扱ってきた「麻もの」の文字を両サイドに配置することで、中川政七商店の歴史やこれまでの商いを、イメージだけで伝えることができているロゴマークです。さらに、真ん中の丸に据えられているのは「七」の文字を表現しているのは麻の帯。ここからも創業以来の商いやこれまでの歴史に対する敬意を感じることができます。
 
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