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ENEOS株式会社(エネゴリくん)

  • キャラクター

かつてはエネルギー産業として力強さを強調して情報を発信していた『ENEOS』。時代の流れにより、家庭用燃料電池や太陽光発電システムも取り扱う総合エネルギー企業へとシフトしていくことになり、企業としての表現も変わっていきました。
≪注意書き≫本記事は各ライターによる情報収集によって作成されているため、主観や意見、事実と異なる文言が含まれている可能性をあることをご了承ください。
背景
1990年代後半から2000年代半ばにかけて、エネルギー産業は力強く世の中を支えるイメージから路線を変更する必要が出てきました。『ENEOS』では、2005年に京都議定書が発効して温室効果ガスの排出削減が求められる中、クリーンで家庭的で親しみやすいイメージを創出していくという方針を打ち出しました。そこで、環境問題についての情報を提供する、愛されるキャラクターを制作することになったのです。
戦略意図
顧客との主な接点はサービスステーション。『ENEOS』は、かつてドライバーは男性であるという考えからメインターゲットを男性に絞って情報発信。女性のドライバーが増えている点、エネルギーは家庭でもつくれるようになった点を踏まえて、女性も踏まえた幅広い層を獲得するという戦略を打ち出しました。そこで誕生したのが『エネゴリくん』です。
表現意図
人間に馴染みやすく二足歩行をするためテレビCMに使いやすいことと、森に暮らしていて環境を想起させることから、「ゴリラ」をモチーフに。ネーミングは「エネルギー」+「ゴリラ」から。『エネゴリ君』は、ニシローランドゴリラという絶滅危惧種に指定されているものをデザイン。広告は環境に関係するクイズを含めた表現にするなど、環境問題に取り組む姿勢をアピールしています。