ブランド経営戦略コミュニティ 運営会社について
twitter
セミナー・実践会・相談会でブランド課題を解決する

話題の事例

「◯活」ブームが市場を喚起!イトーヨーカ堂のランドセルは約200種類

投稿日:2019年5月17日 更新日:

イトーヨーカ堂は22日、2020年に小学校に入学する子供向けのランドセルのテレビCM発表会を東京都内で開いた。20年度からは小学校でプログラミング教育が必修になることから、タブレット端末を収納できるランドセル「あんしんぽけっと」(税抜き6万円)を新たに発売した。小学生の荷物が多くなっていることから、これまでで最大の容量にしたという。

全国の約120店で、ランドセル約200種類を販売している。ヨーカ堂はランドセルを3月下旬から販売しているが、消費者の購入時期が年々早まっており、4月19日時点で前年同期比70%増まで伸びているという。10月には消費増税も控えており、多くの利用客が訪れる10連休にピークを迎えるとみて売り込む。

この日、アリオ北砂(東京・江東)で行われたCM発表会では、CMに出演するタレントの鈴木楽さん(5)がランドセルを背負って登場し、「とっても軽くて持ちやすい」などと話した。

日本経済新聞 2019/4/22
タブレットも収納できるランドセル イトーヨーカ堂

ランドセルの市場は、あらゆるニーズに応えてさまざまなデザインが豊富に販売されているが、ついにはデジタル機器が収納できる大容量のデザインが登場した。

近年は少子化で子供の数は減っているにも関わらず、ランドセル市場が「「ラン活」という言葉ができるほど、保護者の関心が高いものになっている。当サイトでも、昨年に「6ポケット」と「ラン活」で活性化するランドセル市場を紹介しているが、少子高齢化社会により、とくに祖父母が、たった1人(あるいは少数)の孫のために、お気に入りのものを買ってあげて喜ばせたいという心理をついて、ランドセル市場が過熱している。

「ラン活」に限らず、「婚活」「保活」「終活」などの「〇活」ブームがしばしば衆目を集めている。これは、消費者おのおののライフステージに合わせて訴求できる「〇活」が、日本の成熟した中小製造業にとって稀有なビジネスチャンスになっているということではないだろうか。

「◯活」は、SNSあるいはさまざまなライフステージで話題になりやすい。「ラン活」の場合も、引用にもある通りイベントなどによってランドセル購買プロセスが盛り上がり、関連商品やサービスが派生して成長市場になりうる。この市場がどこまで盛り上がっていくのか、今後も注目していきたい。

 

はやま 紺(はやま こん)執筆
一般財団法人ブランド・マネージャー認定協会 1級資格取得者 
紺デザイン室 ブランド・クリエイター
売れる仕組みをビジュアルとweb戦略でサポート 

関連記事

山陽新聞が「ご当地スマホゲーム」をリリース。 岡山の救世主になるか?

晴れの国をモチーフにした小鬼に、ジャージー牛の鬼など、プレーヤーが桃太郎の代わりになって各地に散らばった鬼を封印するゲーム、「桃太郎外伝 鬼詣(おにもうで)岡山見聞録」が17日に配信されました。 ゲー …

あなたにとって「レナウン」の破産は対岸の火事では無い! ~外部環境変化に無関心すぎるマーケティング担当と財務担当~

2020年10月30日、アパレルの名門企業であるレナウンが破産することとなりました。 かつては世界最大級の売上高を誇るアパレルメーカーとして2,300億円、グループで4,000億円という売上高を計上し …

高い?安い? ネーミングライツの値段

京都市は、西京極総合運動公園陸上競技場(右京区)に命名権(ネーミングライツ)を導入する。年間4千万円以上の収入を見込み、公園の管理運営費に充てる。 陸上競技場は1周400メートルのコースと天然芝の球技 …

ローカル起点のローカル商品が、ブランド化していくためのマーケティング戦略

エースコックから、「シュリンプヌードル」「カレーヌードル」「煮干しヌードル」が、2019年5月20日(月)より、東北エリア中心(スーパー、コンビニ等)で、リニューアル発売になります。 「シュリンプヌー …

タレントの“SNSをしない”選択、少数派が奏功? ブランディングとしての役割に変化

“Twitterの日本開設から早10年。Instagramなども含めたSNSは一般人のみならず、タレントが自己発信のツールとして活用するのも“通常営業”となった。また、SNSがタレントの浮沈のカギを握 …

サイト内検索