晴れの国をモチーフにした小鬼に、ジャージー牛の鬼など、プレーヤーが桃太郎の代わりになって各地に散らばった鬼を封印するゲーム、「桃太郎外伝 鬼詣(おにもうで)岡山見聞録」が17日に配信されました。
ゲームでは、鬼を封印するともらえるきびだんごを集めると、実際に岡山の名産品などと交換することができます。
(中略)
鬼は全部で112体。岡山県内に73カ所ある「鬼の砦」ではレアな鬼が出現します。鬼を見つけるとバトルが始まり、表示された漢字と同じ漢字を選択することでダメージを与えることができます。
(岡山市からー)
「かわいい。かわいくておしゃれです」
「面白そうな所は行ってみて、知るきっかけになるかもしれません」
KSB瀬戸内海放送 2019/7/17
県内各地に現れる「レア鬼」を探せ
新聞社がスマホ用ゲームアプリを開発 岡山
山陽新聞がリリースしたこのアプリは、GPSを用いて岡山県内の観光地を巡る、一種のスタンプラリーのようなゲームだ。県内の市町村や企業がタイアップすることで地域性を全面に出し、災害復興や観光振興を目指している。アプリを作った山陽新聞では10万ダウンロードを目標にしているという。
位置情報と連携するゲームの仕組み自体は「ポケモンGO」などとよく似ているが、桃太郎の昔話にちなんだ設定は独自性があるといえそうだ。ただ実際に、「観光客のニーズに合っているかどうか」はまだ何とも言い難いだろう。地方への観光客は、おそらくはゲームアプリをやりに来ているわけではないからだ。平成28年のデータで、岡山県の県内外からの観光客数は約1,700万人(※)というから、200人に1人くらいはダウンロードする計算になる。はたして10万ダウンロードという目標値は多いのか少ないのか。
とはいえ、リリース開始が2019年7月中旬とまだ日が浅い。「地域性 × アプリ」の一例として今後に注目していきたい。
※岡山県ホームページ 岡山県観光客動態調査(平成28年分)
観光客・その流れと傾向ー平成28年岡山県観光客動態調査報告書ー
BRANDINGLAB編集部 執筆
株式会社イズアソシエイツ