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宅急便

  • ブランド名

1919年に創業。トラックを使った、民間の輸送会社として100年以上の歴史があるヤマト運輸。『宅急便』を1976年にスタートさせ、今では宅配サービスの代名詞といっていいほどまでに成長し、人の暮らしに欠かせないサービスとなりました。
≪注意書き≫本記事は各ライターによる情報収集によって作成されているため、主観や意見、事実と異なる文言が含まれている可能性をあることをご了承ください。
背景
『宅急便』が始まるまでは、個人が簡単に荷物を発送するのは郵便小包もしくは鉄道小包。郵便局や駅で荷物の発送をしなければならず、さらに鉄道小荷物に関しては駅で受け取る必要がありました。そこで、自宅までの荷物の引取りがあり、早ければ翌日には目的地に配達されるサービスを始めたのです。
戦略意図
ヤマト運輸は1960年に長距離輸送進出するも、すでに同業他社より出遅れていました。1973年のオイルショックにより、荷物の数がさらに減少。他社に差をつけられた市場にこだわるより、新しい業態をつくろうという戦略のもと、『宅急便』は生まれました。生活者の立場に立った、画期的な宅配サービスは話題となり、その取扱数は増えていきました。
表現意図
宅配便の配を一文字変えて『宅急便』。至ってシンプルな発想から生まれたネーミングは、宅配便よりも早く届くというイメージを抱かせます。わかりやすく短くて語呂がいい。「クロネコヤマトの宅急便」の宣伝文句は、黒い親子ネコのマークとセットで、多くの人に親しまれています。