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大成建設株式会社

  • タグライン(スローガン)

明石海峡大橋や浅草寺風神雷神、東京スタジアムなど、多くの人が知る施工物件に携わってきた大成建設。まさに『地図に残る仕事。』を手掛けてきました。建設業という魅力をズバリと言い当てた、至極の企業スローガンを紹介します。
≪注意書き≫本記事は各ライターによる情報収集によって作成されているため、主観や意見、事実と異なる文言が含まれている可能性をあることをご了承ください。
背景
建設業界は人材確保が難しい業界とされてきました。3Kと呼ばれるキツイ、汚い、危険というマイナスイメージがついているのが大きな原因の一つ。これを払拭するほどの魅力的な情報を発信すれば、人は集まります。90年代、リクルートで成功を収めていたのは競合の建設会社で、テレビCMを使ってキャンペーンを展開していました。
戦略意図
大成建設には、国内外において国家プロジェクトを数多く手掛けていたという事実がありました。それは建設事業を通して広く社会貢献したというプライド。建設業は憧れるに値する仕事で、社会的に意義がある仕事と言えます。生まれたスローガンが『地図に残る仕事。』です。施工物件ができあがった感動だけにとどまらず、10年、20年と残り、生活の中で必要とされて誇れる仕事ということを見事に表しています。
表現意図
1990年代は、予算の事情からテレビを使った大規模なキャンペーンではなく、新聞をメインに広告を展開し、現場で働く人を主役にして、そのつぶやきをコピー化。『地図に残る仕事。』を使った、万感の思いやプライドを表現した広告です。コミュニケーション効果は高く、企業イメージがアップして求人応募数が増加。2011年度からは、『地図に残る仕事。』を引き続き活用しながら、若年層をさらに意識した、アニメーションの企業CMが放映されています。