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スマイルシンデレラ渋野日向子とBEAMSの相思相愛?な関係

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「AIG全英女子オープン」で日本女子42年ぶりのメジャー制覇を果たした渋野日向子(20)=RSK山陽放送=とウェア契約を結ぶ人気セレクトショップ「BEAMS」は14日、同ブランドの洋服100万円分の特別ボーナスを贈ることを決定。

大会期間中に着用した「BEAMS GOLF」のポロシャツが全サイズ完売するなど社会現象を起こしている20歳に対し、優勝ボーナスとは別に
「ビームスならではのものを」という結論に至った。

渋野は6日の帰国会見で「ウェアのセンスがなく、服選びも得意ではなかった。ビームスさんがついてくれてありがたかった」と話していただけに、設楽社長は「希望があれば弊社の担当スタッフも一緒に回って選んでもらって、プライベートやパーティーでも着てほしい」と話した。

スポーツ報知 2019/8/15
渋野日向子に「BEAMS」ブランドの洋服100万円分の特別ボーナス

ブランドを有名人に使用したり推奨したりしてもらうことで、有名人の持つ特徴や個性からの連想がそのままブランドの特徴や個性だろうと消費者・顧客が期待することがある。これを「二次的なブランド連想の活用」といい、ブランド力構築に効果的である。「あの人が使っているなら間違いはない」と思ってもらえるというわけだ。

この場合注意しなければいけないのは有名人なら誰でもいいわけではなく、その連想がブランドのめざす方向性と相性が良いかということ。その点で「スマイルシンデレラ」は「BEAMS GOLF」のブランドにぴったりとお似合いだ。100万円分の特別ボーナスはコストではなく双方にとってブランドへの投資となることだろう。

 

水野 昌彦(みずの まさひこ)執筆
一般財団法人ブランド・マネージャー認定協会 認定トレーナー
某自動車会社デザイン部門にてCI・VIデザインの開発・設計・管理に携わる。
「理念・ブランド・デザイン」を軸に社内外でブランド啓蒙活動奮闘中。

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