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ボート参入の「レクサス」。陸の王者は海も制す?

画像引用:https://lexus.jp/models/ly/

トヨタ自動車は高級車ブランド「レクサス」で初めてとなるボートを10月30日から販売すると発表した。商品名は「LY650」で日米とカナダで同時発売する。日本での販売価格は4億5000万円の予定。ブランドを自動車から広げ、富裕層などに魅力を訴える。

トヨタのボート開発の技術とレクサスのデザイン力を融合させて開発した曲線的なデザインや高級感のある内装が特徴だ。サイズは全長が約20メートル、全幅は約5.8メートル。客室数は3部屋で、6人分のベッドが置ける。

トヨタは1997年からボートを開発・生産し、国内で約900隻を販売してきた。17年1月にLY650のコンセプトモデルを発表していた。

日本経済新聞 2019/9/20
トヨタ、富裕層向け「レクサスボート」 価格4億5000万円

2020年開催の東京オリンピックの会場がウォーターフロントであることから、にわかに注目を集めているのが船舶による海路での移動だ。東京の道路事情を考えればそれも当然で、渋滞する陸路をしり目に悠々と海路から会場入りする姿は人々の耳目を集めることは間違いなさそうだ。

そんな目論見があってかどうかは定かではないが、いよいよレクサスが海に進出する。自動車メーカーによるボート参入はすでにメルセデスが先行しているが、2016年に同社が発表した「Arrow460 Granturismo」は価格が約17億~19億円とも言われよほどのセレブでなければ手が出ない代物。一方で、レクサス「LY650」の販売価格は4億5千万円。これとて庶民にとっては高嶺の花だが、メルセデスに比べればまだ現実的と言えよう。
週末はレクサス・クルーザーに乗って東京湾で舟遊び――そんな光景が、富裕層のステータスになるのだろうか。

 

BRANDINGLAB編集部 執筆
株式会社イズアソシエイツ

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