X

“半端ない”ブランド価値を目指して~本坊酒造が大迫選手とアンバサダー契約

桜島と鹿児島市(イメージ)

“本坊酒造は、プロサッカー選手の大迫勇也氏とアンバサダー契約を締結した。同社は今後、大迫選手をアンバサダーとして起用したプロモーション、CM広告、ポスターなど各種販売促進ツールを製作・活用し、マーケティング活動を通じてブランド価値向上を目指していくとしている。(中略)

鹿児島県南さつま市加世田が創業の地である本坊酒造は、「同郷の出身として縁のある大迫選手が、世界の舞台で活躍し、人々の共感を呼び感動させる姿は、当社の目指す“世界品質”のイメージと合致することから、アンバサダーとして起用する契約を結ぶこととなった」と説明。大迫選手は、「とても強い縁を感じている。これから本坊酒造さんと一緒に鹿児島を盛り上げて行ければと思っている」とコメントしている。”

(2019年1月15日 食品産業新聞社)

「(ブランド)アンバサダー」という言葉を耳にするようになって、かれこれ10年は経っただろうか。日本語に訳すと“大使”を意味するアンバサダーだが、その役割はどのようなものなのだろうか。

もともと「アンバサダーマーケティング」とは、テレビCMに代表される旧来のマス広告のカウンターとして登場したもの。商品・サービスの熱心なファンと契約し、彼らの口コミで認知拡大を目指すものだ。最近よく耳にする「インフルエンサー」と違うのは、アンバサダーは必ずしも著名人である必要がないこと。その点において、この大迫選手の事例は昔からある“イメージキャラクター”に近いかもしれない。ブランドの認知度を高めるため、キャラクターを起用することは有効である場合がある。

東京五輪を目前に控え、アスリートと企業のアンバサダー契約は今後ますます勢いを増しそうだ。

 

BRANDINGLAB編集部 執筆
株式会社イズアソシエイツ

Categories: 話題の事例
sc: