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ギャル文化消滅? セシルマクビー、“脱ギャル服”路線に転じる

「セシルマクビー(CECIL McBEE)」が2019年秋冬シーズンにリブランディングする。新たなコンセプトに「今の私にちょうどいい」を掲げ、トレンドを取り入れながら等身大の女性たちに共感してもらえるようなブランドを目指すという。

セシルマクビーは王道のギャルブランドとして人気を集めたが、近年は「ギャル」という言葉にネガティブな印象もあることを受けて、2017年にコンセプトを「モテ服No.1」に刷新。ターゲットを20代前半から19歳に引き下げ、キーカラーをブラックとホワイトからホワイトとピンクに変更し「トレンドを反映した王道のモテ服」を展開していた。しかし、従来のセシルマクビーらしいヘルシーな肌見せスタイルやゴージャスなイメージとのギャップが埋まらず、ブランドコンセプトがぼやけてしまったため、再度新生セシルマクビーとしてリブランディングすることを決めたという。

FASHIONSNAP.COM 2019/11/7
「セシルマクビー」再びリブランディング、親しみやすく若年層の共感呼ぶブランドに

去る2019年8月に大胆なリブランディングが報じられたサマンサタバサに続いて、一時代を築いたレディーズブランドがついに“脱・ギャル”路線に舵を切る。

「セシルマクビー」といえば、かつて浜崎あゆみら時代のアイコンを広告塔として一世を風靡。トレンド発信地「渋谷109」における象徴的なブランドとして君臨し続けたギャルブランドの代表格だ。それが、大幅な方向転換をするということは90年代から00年代にかけて隆盛を極めたギャル文化がいよいよ消滅したことを意味する。

「カリスマ店員」といったトレンドを生み、ショッピングバッグがネット―クションで売買されるなど、あまりにも強烈な“ニオイ”が付いてしまったセシルマクビー。今回のリブランディングはほとんどゼロからのブランド再生になりそうだ。

 

BRANDINGLAB編集部 執筆
株式会社イズアソシエイツ

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