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「ザラ」がロゴを変更 ブランド進化の一環

インディテックス(INDITEX)傘下のSPAブランド「ザラ(ZARA)」が1月25日、ウェブサイトのロゴを変更した。ブランド進化の一環だという。これまで非常にシンプルなロゴを使用していたが、新ロゴは文字と文字が重なり合い、「R」に円みが加わっている。タグは2019年春夏から切り替わり、店舗に関しては未定だという。

「ザラ」は18年11月の時点で世界96市場に出店し、公式オンラインストアでは202市場で購入が可能だ。

(WWD 2019年1月30日)

企業やブランドがロゴマークを変えるということは、とりもなおさず「看板を新たにする」ということ。ましてやZARAのような世界展開しているブランドであれば、そのリスクは決して少なくないはずだ。それでもなお“リブランディング”の名のもとにロゴマークを刷新するのには、相応の勝算があってのことなのだろう。
ところでZARAやH&Mをはじめとするファストファッションブランドの多くは、従来のハイブランドと比べて、ロゴマークやネーミングも意図的にシンプルに徹する節があったが、今回のZARAのロゴ変更はそのセオリーに反するもの。となれば、ファストファッションという一括りから逸脱するための野心的な第一歩ととらえることもできる。あるいは、飽和状態を迎えたファストファッションから始まる新ジャンルの萌芽という見方もできるかもしれない。

 

BRANDINGLAB編集部 執筆
株式会社イズアソシエイツ

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