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待望(?)の佐賀県アンテナショップ、ついに東京に誕生か?

ドラマ化された人気漫画「孤独のグルメ」の原作者・久住(くすみ)昌之さん(60)=東京都三鷹市出身=らが、自分たちで佐賀県の「アンテナショップ」を東京につくろうと動き始めた。佐賀の魅力にはまっているという久住さんらが8日、佐賀県庁で記者会見。出資などの支援を呼びかけた。

久住さんは一昨年、焼き物の絵付け体験で佐賀を訪れ、「おいしいものがたくさんある」佐賀の大ファンになったという。いまでは漫画雑誌に佐賀の魅力を紹介する連載を持っている。

支援を呼びかけているのは、久住さんや東京や佐賀県内の会社役員らがつくった「佐賀もんショップ設立同志会」が母体。東京に佐賀の魅力や物産を発信するアンテナショップがないため、設立を思い立った。

朝日新聞 2019/7/9
孤独のグルメ原作者「佐賀の発信基地を」 東京で設立へ

“SAGA さが SAGA さが 松雪泰子も さが公表してねぇ♪”――お笑い芸人・はなわがベースで弾き語った自虐ソングを覚えている人は多いだろう。

非佐賀県人が「佐賀県」と聞いて頭に何を思い浮かべるかはその人の居住地域によってまちまちだろうが、「あまり知らない」というのが大方の見方ではないか。

では本当に佐賀には誇るべきものがないのか? と観光ガイドブックを開いてみれば、そこには日本屈指の遺跡として知られる吉野ヶ里遺跡をはじめ、有田焼・伊万里焼に代表される著名な工芸品、そして玄界灘を望む絶景と海の幸…と観光資源には枚挙にいとまがない。

実際、過去5年間における訪日外国人の増加率では香川県に次ぐ全国第二位と、その魅力はむしろアウトサイダーによって“発掘”されつつある。佐賀ブランドを低く見積もっている人は案外、日本人だけなのかもしれない。

BRANDINGLAB編集部 執筆
株式会社イズアソシエイツ

 

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